鉄道唱歌で行く信越本線 4 / 青春18令和3年春紀行 初日
信越本線で横川駅までやってきました。
この先、碓氷峠を越える区間は平成9年の北陸新幹線の開業と同時に廃線となっています。ここからバスで軽井沢まで移動します。
奥の駐機場には青い車体のJRバスが見えます。次の軽井沢までのバスは8時10分に発車します。
そして時間になると、停まっていたバスが動き出し、駐車場をぐるっと回ってやってきました。
乗り込みます。
運賃は520円、先払いです。乗車時に運転席横の運賃箱に投入します。
途中停留所はなく、軽井沢までの約35分間ノンストップです。
車内。
トップドア、4列リクライニングシート、トイレ無しの近距離高速型。
バスは数人の乗客を乗せて発車しました。
碓氷鉄道文化むらの角を回り、軽井沢へ向かいます。
昔の横川機関区、今の碓氷峠鉄道文化むらの敷地内にはいろんな機関車が並んでいます。
バスは軽井沢へ向かって山を登り始めます。
くゞるトン子ル二十六
ともし火うすく晝くらし
いづれば天地うちはれて
顔ふく風のここちよさ
この当時(鉄道唱歌の出版は明治33年)、トンネルが連続する碓氷峠を、煙を吐き出す蒸気機関車で、ラックレールに歯車をかみ合わせて、自転車並みの速度であえぎあえぎしながら登っていました。
明治45年に電化されるまでは機関士の窒息事故もよく発生していたそうです。
バスが走る国道18号はトンネルはありませんが、急カーブが連続しています。
そして、開けた高原に出てきました
夏のあつさもわすれゆく
旅のたもとの輕井澤
はや信濃路のしるしとて
見ゆる淺間の夕煙
そして軽井沢駅が見えてきました。
軽井沢着、8時39分。定刻では8時44分なので、6分の早着でした。
広いバス乗り場、しかしがらんとしています。このずっと先のほうが軽井沢駅です。
スキーとか夏休みのオンシーズンには観光バスがずらりと並ぶのでしょうか。
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