今週のお題「わたしと乗り物」
鉄道唱歌で行く山陽本線 8 / 青春18令和元年夏紀行 3日目
岡山から13時50分発三原行きの鈍行列車に乗り換えます。
これも黄色一色の国鉄近郊型電車、今度は4両編成でした。
これも車内は、元のセミクロス(ボックスシート)が転換クロスシートに改造されています。窓枠はそのままなので、座席と窓の位置がずれているのも同じです。
今度は元ボックスの窓一つ分を占領した最良の座席を確保できました。
定刻、岡山を発車します。
倉敷には著名な観光地・美観地区がありますが、鉄道唱歌には歌われていません。
江戸時代の街並みなんて、明治33年当時はさほど珍しくもなかったんでしょうね。
靈驗今にいちじるく
讃岐の國に鎭座ある
金刀比羅宮に參るには
玉島港より汽船あり
玉島港は倉敷市にありますが、今は定期航路はありません。鉄道唱歌が発表された明治33年当時、ここから四国へ渡ってたんでしょうか。
鉄道連絡線としての岡山港~高松港間の航路開設は明治36年、宇野線開通および宇高航路の開設は明治43年、瀬戸大橋線の開通は昭和63年のことです。
東福山
疊おもての備後には
福山町ぞ賑はしき
城の石垣むしのこす
苔にむかしの忍ばれて
芦田川を渡ります。
武士が手に卷く鞆の浦
こゝよりゆけば道三里
仙醉島を前にして
煙にぎはふ海士の里
尾道水道の対岸に見えているのは向島。尾道大橋、新尾道大橋が並行してかかっています。
淨土西國千光寺
寺の名たかき尾道の
港を窓の下に見て
汽車の眠もさめにけり
そして糸崎着15時20分。
さらに乗り換えて西に進みます。
国鉄の電車はすべて黄色一色に塗られたと思っていたが、湘南色の電車が停まってました。
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