ビジネスホテルのドーミーイン新潟を早朝チェックアウトして新潟市内を歩いてきました。
信濃川にかかる万代橋
おるればわたる信濃川
かゝれる橋は萬代の
名も君が代とときはにて
長さが四百數十間
橋のたもとには万代橋の案内がありました。
この橋、国の重要文化財なのだそうです。
(なお、正式表記は「萬代橋」ですが、本文中は「万代橋」とさせていただきます)
ちょうど鉄道唱歌のころ(明治33年に出版)、上野から信越本線を通って沼垂についた旅人が渡ったのがこの橋ですね。
明治42年に架橋された2代目の万代橋
そして昭和4年に架橋された3代目、すなわち現在の万代橋。
現在は信濃川の両岸とも市街地になっていますが、かつての新潟市域は万代橋を渡って行った信濃川左岸だけでした。
川のかなたは新潟市
舟ゆく水の便よく
わたせる橋をかぞふれば
およそ二百もありとかや
春は白山公園地
一つににほふ梅櫻
夏は涼しき日和山
鯛つる舟も目の前に
万代橋は渡らず、対岸に広がる新潟市街を見ながら
汽船の煙海を染め
商家の軒は日をおほふ
げにも五港の一つとて
戸數萬餘の大都会
新潟港は幕末、日米修好通商条約をはじめとする安政条約によって開港された「五港」(函館・神奈川・新潟・兵庫・長崎)の一つでした。
後方にそびえたつタワーは「朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター」、その手前にあるのは「新潟県立万代島美術館」
その手前には起伏のある芝生の広場があり、何やら石碑が建っています。
平成20年、ここで「第28回全国豊かな海づくり大会」が開かれました。そこにご臨席給われていた天皇陛下、すなわち今の上皇陛下がお詠みになられた歌だそうです。
朱鷺メッセの前は水上バス「信濃川ウォーターシャトル」の乗り場になっています。しかし冬季は休業しているようで、舟のすがたは見当たりません。
こんな経路をたどって運行されるようです。
そしてもう少し先に歩くと
佐渡に渡るフェリーの乗り場があります。
フェリーに積み込むコンテナでしょうか。
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新潟国道事務所 萬代橋