カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

佐世保線927M 肥前山口~早岐

青春18平成30・31年冬紀行初日/長崎本線旧線を行く/3

 

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ホームを移動し、8時13分発早岐行き鈍行に乗り換えます。
JR九州817系電車の2両編成です。

 

 

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車内、本革張りの転換クロスシート
既に席は半分ほど埋まってます。通路側の席に座っても仕方ないので、またこの先運転台かぶりつきです。

定刻、発車。

 

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長崎本線が左に分かれていきます。今乗ってる佐世保線はまっすぐ進みます。

 

かつてはこの佐世保線が「長崎本線」であり長崎に至るルートであったため、地図上で見ると佐世保線がまっすぐ西に進み、長崎本線が南に分岐していくような線形となっています。

 

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平野の中、電車は進みます。

 

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途中の駅ホームは元の長崎本線だけあって長いホームを備えています。今は短編成の列車しか停車しなくなり、使われなくなった部分は野ざらしにされています。

 

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高架線に入り、武雄温泉駅に近づきます。

 

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武雄温泉駅。武雄温泉の玄関口であり、JRバスに乗り換えて嬉野温泉への接続駅ともなっています。
ここでやっと窓側の席に座ることができました。

 

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武雄温泉駅定刻発車
手前に九州新幹線の建設が進み、奥に御船山が見えます。

 

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武雄温泉を出ると佐賀平野は終わり、山中に分け入っていきます。

 

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上有田駅

 

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上有田を出ると、有田焼の工場、煉瓦造りの煙突がならんでいます。

 

鐡道唱歌五九

 

つかれてあびる武雄の湯
みやげにするは有田燒
めぐる車輪の早岐より
右にわかるゝ佐世保

 

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有田駅
駅裏手にはコンテナが積み上げられた貨物駅となっています。しかしここには貨物列車は入ってきません。レールは赤さび、草むしています。

 

長崎本線佐世保線の貨物列車は鍋島駅が終点で、ここへはトラックで運ばれてきています。

 

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列車はさらに西に進み、間もなく終点早岐駅です。

 

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「右にわかるゝ佐世保道」、写真奥の線路が佐世保に向かう線路です。直通列車はここでスイッチバックしていきます。
もともとは旧長崎本線早岐から旧佐世保線早岐佐世保間)を分岐させたため、建設の経緯上このような線形になっています。

 

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電車は定刻9時1分、終点早岐着。
ホーム向かい側には佐世保に向かう列車が止まっています。

 

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長崎から来た、9時5分発の鈍行佐世保行き。国鉄66系気動車の2両編成。
長崎本線ルートからは外れますが、いったんこれで佐世保へ向かいます。

 

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10分ほどで佐世簿につきました。

 

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佐世保駅、こちらは東口。駅前には市街地が広がり、交通量も多く、沢山の人が行きかう駅前です。

 

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その反対側、みなと口を出ると、駅前には海が広がっています。

 

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鐡道唱歌六〇

 

鎭西一の軍港と
その名知られて大村の
灣をしめたる佐世保には
わが鎭守府を置かれたり

 

かつて海軍の町として栄えた佐世保、今は静かな大村湾が広がっています。

では再び駅に戻ります。


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