讃岐国を行く 11
讃岐国一宮である田村神社、四国八十八箇所霊場第八十三番札所の一宮寺に参詣し、
そこに高松築港から入ってきた9時52分発の琴電琴平行きの電車に乗り込みます
外観は見るからに昭和の電車
車内も昭和時代そのまま
ロングシートの通勤型電車ですが、扉は幅広の片開き4扉
片開き扉の通勤電車も珍しいですが、その片開き扉が1両に4か所もあるというのもまたレアな存在
車両番号は「1210」
調べてみると形式は1200形。元は京浜急行電鉄700形で昭和42年の製造、平成16年から琴電で走っています
電車は讃岐平野をのんびりと走り、
土器川を渡って、
JR土讃線のガードをくぐると、
金刀比羅宮の門前に建つ大型旅館が見えてきます
そして一宮から約40分、終点の琴電琴平駅に10時32分に到着しました
金刀比羅宮の門前には今乗ってきた高松琴平電気鉄道のほかに、戦前は「琴平参宮電鉄」「琴平急行電鉄」という私鉄が通じており、国鉄土讃本線(現JR土讃線)も合わせて4本もの鉄道線がこの小さな町に向かって走っていました。
金刀比羅宮への参拝客でどれほどにぎわっていたかわかります
苑内に建つ高灯篭
寒風吹く金刀比羅の門前町を歩き、
金刀比羅の表参道入口までやってきました
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