鉄道唱歌で行く東北本線 5 / 青春18令和4年夏紀行 初日
福島駅までやってきました。さらに乗り換えて東北本線を北上します。
10時40分発、白石行き鈍行列車。
2両編成の車内はロングシート
座席はほぼ埋まっています。
定刻に発車
運転台かぶりつきを決めます
すこしぽつっぽつと雨が落ちてきました
越河駅
そして終点、白石着、11時14分
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二四
長岡おりて飯坂の
湯治にはまる人もあり
越河こして白石は
はや陸前の國ときく
さらに乗り換えて進んでいきます。
白石11時18分発、仙台行き鈍行列車。
3扉セミクロスシートの車内
座席の形状はJR東日本のものですが、座席配置は国鉄近郊型電車と同じです。
こうしてみると、JR東日本で導入される新型電車はクロスシートが多いな。
東北本線盛岡以北や奥羽本線などで運行されていた客車列車がロングシートの電車化された時には、相当批判があったと記憶しているが、
こうやって増備される電車にクロスシートが増えていることは喜ばしいと思う。
座席撤去、転換クロスのロング改造で、とにかく詰め込むことしか考えていない最近のJR九州は見習ってほしいものです。
ここで福島から分かれてきた阿武隈急行と合流します
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二五
末は東の海に入る
阿武隈川も窓ちかく
盡きぬ唱歌の聲あげて
躍り來れるうれしさよ
地図を見ると、槻木駅を過ぎたあたりで阿武隈川に最接近するようなのですが、車窓からは阿武隈川は望めません。
そして岩沼駅
ここで東京から太平洋岸沿いを通ってきた常磐線と合流します
岩沼驛のにぎはひは
春と秋との馬の市
千里の道に鞭うちて
すゝむは誰ぞ國のため
岩沼駅近くの竹駒神社において、初午大祭に引き続き100日間馬市が開かれ、幕府や南部藩からも馬役人が来て取引が行われました。
大正時代には軍馬三代購買地のひとつとして名を馳せていたそうです。
(参考・街道写真紀行 岩沼市)
列車は仙台市内に入り、
終点仙台、12時7分着。
東北一の都會とて
其名しられし仙臺市
伊達政宗の築きたる
城に師團は置かれたり
阿武隈川の埋木も
仙臺平の袴地も
皆この土地の産物ぞ
みてゆけこゝも一日は
愛宕の山の木々靑く
廣瀬の川の水白し
櫻ヶ岡の公園は
花も若葉も月雪も
桜ヶ岡公園は明治8年に開園した都市公園で、現在の青葉区の西公園のことだそうです。
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