東海道本線 443M 沼津~焼津

鉄道唱歌で行く東海道本線 11 / 青春18令和2年春紀行

 

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 沼津駅で乗り換えます。14時36分発、浜松行き鈍行列車。

車両はステンレス車体湘南色の帯をまいた211系電車。国鉄末期に製造された電車です。

 

 

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 オールロングシートの車内。なんか見慣れた光景だな・・

 

と思ったら、九州を走る415系1500番台車とほとんど同じだ。

同時期に国鉄が製造したものだしね。

 

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 再び富士山を見ながら走り

 

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 富士川を渡ります

 

鐵道唱歌東海道篇 十八

 

鳥の羽音におどろきし

平家の話は昔にて

今は汽車行く富士川

下るは身延の歸り船

 

近代以前、川を利用した水運は重要な交通インフラでしたが、鉄道と自動車の発達により今はほとんど見られなくなっています。

 

♪ 汽車で渡りて川船を 見ていた話は昔にて 今は電車の富士川を 下るは静かな川面のみ~ 

 

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 そして海側の車窓後方に見える富士山と別れていきます。

 

ぼくが昔、高校生のころ、三扉セミクロス非冷房の電車に乗って、海側のボックスの窓を開けて東京方面に向かっていると、いきなり前方に富士山が現れてびっくりしました。「え?こっち海側だよね!」と。

 

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やがて清水を過ぎ、静岡鉄道の線路と並行して進みます。

 

鐵道唱歌 十九・二〇

 

世に名も高き興津鯛

鐘の音ひゞく清見

清水につゞく江尻より

ゆけば程なき久能山

 

美保の松原田子の浦

さかさにうつる富士の峯を

波にながむる船人は

夏も冬とや思ふらん

 

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 静岡駅

 

鐵道唱歌 東海道篇 二一

 

駿州一の大都會

靜岡いでゝ阿部川を

わたればこゝぞ宇津の谷の

山きりぬきし洞の道

 

 

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 そして焼津着、15時54分。ここで降ります。

221系電車、外観もよくみれば、塗り分けは違えど415系1500番台にそっくりだ。

 

 

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 焼津駅

 

鐵道唱歌東海道篇 二十二

 

鞘より抜けておのづから

草なぎはらひし御劍の

御威は千代に燃ゆる火の

燒津の原はこゝなれや

 

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