出雲国風土記を巡る旅 19 / 青春18令和5年夏紀行 4日目
木次線の備後落合行き列車で三段スイッチバックで知られる出雲坂根駅までやってきました
ホームの看板
「ここは出雲坂根駅です」「この駅は三段スイッチバックの停車場です」「標高564m」
「隣の三井野原駅は標高726m」「JR西日本で一番髙所にある駅です」
この先、急勾配を緩和するために、線路をジグザグに行ったり来たりしながら登っていきます
駅舎の横に「延命の水」が湧き出しています
出雲坂根駅の愛称は「天真名井」
高天原にある、聖なる泉です
アマテラスとスサノオはこの泉を挟んで対峙し、アマテラスは皇室の祖先であるオシホミミを産み、スサノオは宗像三女神を産みました
ぼくは前方の運転台に来ました
線路はこの先、行き止まりです
列車は進行方向を変えて進んでいきます
運転士さんは停車時間中に後方の運転台に移動しています
ここから進行方向となる後方の運転台には、乗客全員が集まっていた・・・
列車は発車し、進行方向を変えて進んでいきます
シーサスクロッシングを過ぎて進んでいきます
写真右側に見える線路は、先ほど登ってきた線路です
列車は左側の線路を登っていきます
杉林野中を列車は登っていき、
やがて左側から、これから登っていく線路が現れました
列車は分岐器を覆うスノーシェッドに入り、
停止しました
ここからさらに進行方向を変えて登っていきます
運転士さんは後方から車内の通路を歩いて前方の運転台に戻ってきました
進行方向尾を変えて、再びイスノーシェッドに入り、左側の線路に入って進んでいきます
車窓右下には、今上ってきた線路が見えています
さらに勾配を登っていき、
トンネルをいくつか抜けて進んでいくと、
視界が開けました
眼下に見えるのは、木次線に並行して走る国道314号にかかる「おろちループ橋」
こんなのができて自動車交通が便利になり、それに引き換え木次線は閑散とし、わずかな乗客は地元客でもビジネス客でも観光客でもない「乗り鉄」だという、惨憺たる有様です。
一方でこれが木次線の名所となり、観光トロッコ列車の人気が高いのは皮肉・・
その観光トロッコ列車も、車両の老朽化を理由に今年(令和5年)限りで廃止されます
やがて列車は開けた場所に出て、
三段スイッチバックを登ってきて標高726m、JR西日本で一番髙所にある駅です
三井野原を過ぎると下り勾配となり、
終点の備後落合17時1分着
踏切を渡って芸備線の列車に乗り換えます
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