長崎本線 鳥栖~長崎 令和4年4月

長崎の西へ 1 / 青春18令和4年春紀行 3日目

 

青春18きっぷ、令和4年の春旅、3日目です。

 

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3月末、早朝の鳥栖駅

6時5分発の長崎行き鈍行列車、817系電車による運行です。

 

今年(令和4年)秋、長崎新幹線の武雄温泉~長崎間が開業します。これに伴い並行在来線となる長崎本線は、肥前山口諫早間が地上設備を佐賀・長崎両県が保有・管理し実際の運行はJR九州が行う、いわゆる「上下分離方式」が採用されます。諫早~長崎間は経営分離はされずに引き続きJR九州の運営となります。

 

これに伴い、肥前浜~諫早間は電化設備が撤去され、運行コストの安い気動車による運行となります。

 

電化された並行在来線気動車で運行される例は肥薩おれんじ鉄道えちごトキめき鉄道がありますが、これらは貨物列車が通過するため電化設備は維持されています。

しかし長崎本線には貨物列車は走っておらず、電化設備も完全に撤去されてしまうそうです。

 

すなわち長崎本線で電車が走るのも、もうあとわずかです。

鳥栖から長崎まで直通する列車も無くなってしまうことでしょう。

 

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車内。本革張りの転換クロスシート

 

最近では817系アルミ車もロングシートに改造されており、813系では座席を撤去したりして、最近のR九州は旅客サービス向上よりもとにかく詰め込むことに徹していて不愉快甚だしいのですが、この車両はまだ転換クロスシートのままでした。

 

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佐賀平野を走っていきます。

 

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すると、霧が出てきました。

 

霧の中、6時31分に佐賀着。7時1分まで、30分間停車します。

 

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その間にあとからやってきた長崎行き「かもめ1号」が霧の中から入ってきて、先に発車していきました。

 

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列車は佐賀駅を発車し、佐賀の市街地を抜けていきます。

 

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鍋島駅

積んである貨物コンテナも霧でかすんでいます。

 

長崎本線の貨物列車は鍋島が終点で、この先はトラックに積み替えられて長崎方面に運ばれていきます。

 

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秋にバルーンフェスタが開催される嘉瀬川を渡り、

 

 

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久保田駅

唐津線が分岐しています。

 

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そして肥前山口駅に着きました。ここから佐世保線が分岐します。

 

肥前山口駅は新幹線開業に合わせて駅名を町名と同じ「江北駅」に改称予定となっています。

 

 

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列車は肥前山口を発車しましたが、なかなか霧は晴れません。

 

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祐徳稲荷神社の最寄り駅で鹿島市の中心駅、肥前鹿島駅

 

肥前鹿島を過ぎて、

 

 

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肥前浜駅

 

新幹線開業後はここから諫早までの電化設備が撤去されることになっています。

 

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しばらく行くと、有明海が見えてきました。

 

 

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多良駅

竹崎カニの大きな看板

 

 

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列車は有明海に沿ってゆっくり走っていきます。

 

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そして里信号場に運転停車

列車行き違いのために設けられた信号場なので、ドアは開きません。博多行きの特急列車と交換します。

 

長崎本線のほとんどは単線にもかかわらず特急列車が数多く運転されていますので、このような信号場が数多く設けられています。

しかし新幹線の開業後は普通列車も停まる必要がなくなり、さーっと通過していくでしょうね。

 

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霧にかすむ有明海

 

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長里駅

 

ホームから道路を挟んだ向かい側に駅舎があるという変わった構造

駅舎と言っても、無人駅なので待合室だけですが。

 

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諫早の市街地が見えてきて

 

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諫早駅に到着

ここで長崎に向かう乗客がどっと乗ってきました

 

列車は諫早駅を出ると、長崎半島の山中に入ります。

全長6173mの長崎トンネルを抜けると、長崎の市街地に入ります。

 

 

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今年秋開業予定の新幹線の高架が近づいてきて、

 

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長崎駅に到着します。

 

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終点、長崎着、9時19分。

 

 

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新幹線の開業に向けて整備が進む長崎駅

 

次>>>  長崎バス 長崎駅~栄上~樺島 - カリバ旅行記 (hatenablog.com)

 

 

≪過去レポート≫

 

令和3年7月 鳥栖~里信号場 里信号場~長崎

令和元年12月 長崎~鳥栖

平成30年12月 鳥栖~肥前山口

平成30年8月 鳥栖~肥前山口 肥前山口~肥前鹿島

平成29年12月 鳥栖~肥前山口~武雄温泉

平成29年8月 鳥栖~肥前山口 長崎~諫早 諫早~鳥栖

 

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