66系気動車に乗って 4 / 青春18令和元・2年冬紀行3日目
長崎駅まで戻ってきました。あとは帰るだけですが、今回、帰りの長崎本線の列車もレポートしたいと思います。
長崎15時31分発、鳥栖行き鈍行列車、JR九州の817系電車2両編成。
しばらく長崎市内を走ります。
そして長崎電気軌道の線路と並行して走ったかと思と、トンネルに入ります。
全長6173mの長崎トンネルです。
そして列車は闇の中を通っていったかと思うと、トンネルの真ん中で停まってしまいました。
ワンマン運転の運転士さんは「列車行き違いのための停車です。しばらくお待ちください」と放送します。
長崎トンネルは単線ですが、トンネル内に列車交換のための肥前三川信号場が設けられています。
しかしとまったまま、動きません。もう5分か、10分近く止まったままでしょうか。
そのうち、バシッ、と音がし、電車の車体がきしみ、気圧の変化がありました。対向の特急列車が高速でトンネルに入ったのでしょう。
そして轟音を立てながら特急列車が通り過ぎていきました。
そしておもむろに列車は発車します。
そしてトンネルを抜けました。
トンネル内でだいぶ長いこととまってましたが、列車に遅れはなくこれで正常のダイヤみたいです。
列車はこの後も短いトンネルをいくつも通り抜け、地形を無視してまっすぐ進んでいきます。
そして諫早駅、16時6分につきました。13分間停車、16時19分に発車します。
やがて有明海が見えて来ました。遠景に見えるのは島原半島の雲仙岳ですね。
列車は有明海の海岸沿いに進んでいきます。
里信号場に停車。乗客の乗り降りはできませんが、単線区間での列車交換のために設けられた信号場です。
長崎本線は単線で、普通列車の本数は少ないのですが、特急列車がガンガン走っています。
今乗ってるこの列車、ここに来るまで、列車交換ができる駅のほとんどで対向列車交換や後続特急追い抜きのために数分間の停車をしてきました。
旅客営業は行わない信号場は、ここ里信号場や長崎トンネル内の肥前三川信号場の他、この間に土井崎信号場がありましたが、そこでもかなりの長時間停車していました。
長崎から鳥栖まで125.3km、特急かもめだと1時間半程度ですが、今乗ってるこの鈍行2871M列車は倍の3時間12分かけていきます。
たくさん立って並んでいる棒は、有明特産の海苔養殖のためのものでしょうか。
陽はだんだん落ちてきて、やがて外は真っ暗になり、窓外の写真は撮れなくなりました。
車内、本革張りの転換クロスシート
通学帰りの高校生が乗り込んで来たりして、少しずつ車内は込み合ってきました。
そして佐賀駅。乗客が入れ替わり、通勤帰りの乗客が乗ってきました。
列車は進み、終点の鳥栖駅18時43分着。
ここから乗り換えて帰ります。(66系気動車に乗って/青春18令和元・2年冬紀行3日目 完)
本レポートは作成途中の1月8日に誤ってアップロードし、いったん取り消して本日再度アップロードしたものです。
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