嬉野線で長崎へ  2 -長崎本線・佐世保線4927M・鳥栖~武雄温泉—/青春18冬紀行 初日


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鳥栖駅5.6番ホームのうどんや、7時から店を開いています。辺りはだしのいい香りが漂っています。ここで、お弁当を調達します。
購入したのはかしわめし、大正2年から発売されている、鳥栖駅中央軒の代表商品です。

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早朝の鳥栖駅

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向かいのホームにはななつ星が停まってました。

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そのうち電車が入ってきました。鳥栖7時24分発、817系6両編成、通常は2両で運転してますので、6両もつなぐとすごい長編成のように感じます。

前4両が佐世保線早岐行き、後ろ2両が長崎本線肥前大浦行き、肥前山口で分かれてそれぞれ運転します。

かつて長崎本線は特急「さくら」「あかつき」「かもめ・みどり」や、そのほか多くの急行・普通列車肥前山口で分割・併合を行ってました。しかし今では肥前山口で分割・併合を行うのは朝に普通列車が上下1本ずつあるのみです。
さくら、あかつきは今はなく急行列車も全廃、かもめ・みどりはそれぞれ別個に運転してます。

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車内、本革張りの転換クロスシート

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電車は定刻に出発。早朝の鳥栖市内を鹿児島本線から分かれ、西に向かいます。
では、お弁当を開くとしよう。

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鳥栖駅中央軒の看板商品「かしわめし」のスタンダードタイプです。復古調のデザインですが、蓋は防水加工された厚紙です。

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お弁当の底は昔ながらの「経木(きょうぎ)」、すなわち薄い木の板で、御飯の水分を吸って波打ってました。
どーせなら蓋も経木にして包み紙をかぶせりゃー良いのに、なんか中途半端だな・・・

ま、そんなことはどーでもよく、朝からビールと一緒にゆっくりいただきました。

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電車は早朝の佐賀平野を走っていき、7時50分佐賀着。ここで乗客の大半が入れ替わります。
佐賀駅を過ぎると、上空にぷかぷか浮かぶものが・・・バルーン、熱気球です。

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佐賀バルーン駅を通過。毎年11月上旬、バルーン大会の数日間だけ開設される臨時駅です。
昔は大会の時期ごとに設置・解体をしてました。その作業中、作業員が列車にはねられて亡くなったことを機に、常設のホームが設置されました。

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嘉瀬川を過ぎ、バルーンが浮かぶ冬の朝、列車は平野の中を進みます。
やがて列車は肥前山口、ここで佐世保線長崎線、それぞれに分かれて運転します。

夏に乗った時は、列車が到着してからおもむろに後部に行くと、すでに貫通幌が切り離されていました。
で、今度は到着前から分割される部分に移動し、列車が到着するとすぐにドアから降りました。
そこには黄色いヘルメットをかぶった作業員さんが待機していました。

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作業員さんが列車に乗り、運転席に入ったかと思うと、ワンタッチ?で幌が外れました。早い、これじゃー夏にゆっくり連結部に行っても間に合わなかったわけだ。
昔は幌をつけたり外したりするのは、いくつものねじを開け閉めせねばならず、熟練の作業員さんでもそれなりの時間がかかってました。

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ここで列車は長崎線と別れて佐世保線を進みます。
と言っても地図を見ると、佐世保線が西にまっすぐ進み、長崎本線が南に分岐するような線形となっています。

明治31年、鉄道が長崎まで開通しましたが、その時のルートはこの佐世保線大村線経由でした。現在の鹿島経由の路線が長崎本線となったのは昭和9年のことです。

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そして武雄温泉駅、8時28分着。ここからJRバス嬉野線に乗り換えます。

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