紀伊国を行く 7
東征中の神武天皇に反抗し誅殺されたナグサトベ。その身体は頭・胴・足の三つに斬り分けられ打ち捨てられました。
地元民はナグサトベの体を丁重に埋葬しました。
頭が葬られた宇賀部神社、胴が葬られた杉尾神社に参詣し、
ナグサトベの足が埋葬されている千種神社までやってきました
駐車場がありましたのでクルマ停めます
今朝からカーシェアのクルマ借りて移動してますが、ここまで極端に狭い道だったり、やっとたどり着いても駐車場が無かったり・・・
この千種神社に来るまでも細い道で対向車が来たらどうしよう・・・とひやひやしながら運転してきましたが、
ちゃんと駐車場があって安心してクルマ停められるのでほっとします
駐車場横のスロープ登って直接境内に入ることもできますが・・・
公道を少し歩いて、表参道入口まで歩いてきました
石段が境内に向かって伸びています
石段の入り口に立つ社号標
石段を登り切ったところに建つ鳥居
拝境して境内に入ります
手水舎
境内には由緒などを記した案内板はありませんが、
和歌山県神社庁のサイトによりますと、主祭神は「草野姫命」となっています
神武天皇に誅殺されたナグサトベのことでしょうね。この千種神社にはナグサトベの足が祀られています。
同サイトによりますと、「神前に履物を供え、足腰の無病を祈る風習があり、足神様としてあがめられている」そうです
境内の奥に建つ拝殿?
今回、先日と本日の2日間、和歌山県の神社をいくつか回ったのですが、共通の特徴がありました
境内の奥にこのような横に細長い社殿が建ち、その中央が通り抜けられるようになっています。
その奥に垣根があって、そこから先は一般の参詣客は入れません。垣根には中央と左右に3か所の拝所が設けてあり、中央の拝所の奥に本殿が、左右の拝所の奥にそれぞれ境内社が建っている、という感じです。
拝殿?内部の扁額
(ここが拝殿なのか定かでないので「?」を付しています)
拝殿?を通り抜けた先にある拝所
手を合わせます
格子の奥に本殿が建っています
ところで先ほど「垣根には中央と左右に3か所の拝所が設けてあり、中央の拝所の奥に本殿が、左右の拝所の奥にそれぞれ境内社が建っている」と書きましたが、
ここ千種神社では本殿左側には境内社はないようです
本殿右側には拝所が設けられていました
木立の奥の方に境内社が設けられています
神社名・御祭神はわかりません
本殿右手の少し高い場所から、草野姫命が鎮座されている本殿と境内社の全景が見えました
その本殿右手の小高い場所に建つ境内社
「恵美須大神」の札がかかっています
奥には小さな祠
さらに丘の上に登る石段があり、
昇っていくとそこにも社殿が建ち、
ここも中には小さな祠が建っていました
丘の上から見下ろす千種神社の境内
境内に立つ楠
天然記念物だそうです
「昔、このクスノキの下に石の地蔵さんを安置していたが、いつしかこのクスノキの成長にともない、地蔵さんが幹の中に巻き込まれてしまった」そうな
楠の横には石仏が安置してありました
といった感じで、神武天皇に反抗し誅殺されて頭・胴・足に斬り分けられたナグサトベを祀る3つの神社、「頭の宮」の宇賀部神社、「おはらさん」の杉尾神社、「足神様」の千種神社を一気に参詣して回ってきました
では駐車場に戻り、次の目的地に向かってまた狭い道を運転して進んでいきます
施設名 | 千種神社 |
所在地 | 和歌山県海南市重根1125 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | JR紀勢本線 海南駅より大十バス(オレンジバス)に乗車、東重根下車徒歩10分 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 有 |
令和6年10月現在
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