紀伊国を行く 6
宇賀部神社をあとにして、杉尾神社までクルマ走らせて来ました
ところが、駐車場がありません
神社前の空き地にクルマ停めました
ここが神社の駐車場なのか、定かではありません
でも私有地とか駐車禁止とかの表示は無かったので、ちょっと参拝の間停めさせてください
鳥居に拝礼して石段を登って行きます
石段を登りきったところに二の鳥居
杉尾神社はナグサトベの胴体を祀ってあるそうです。
日本書記の神武東征の話に「名草村に至ったとき、ナグサトベを誅殺した」という一文があります
ナグサトベは殺された後、身体は三つに切り離されました。地元の人は切り離された頭・胴・足を丁寧に埋葬したといいます。その胴が祀られているのがこの杉尾神社と言います
別名「おはらさん」といわれ、腹部の病気に霊験あるそうです。
先に訪れた宇賀部神社はナグサトベの頭を祀ってました。また、足は千種神社に祀ってあるそうです
しかし和歌山県神社庁のサイトによりますと、紀の川に流れ着いた大蛇の胴が祀ってある、ということになっています
ナグサトベの伝承が大蛇に置き換わったのか、逆に大蛇の伝承がナグサトベに置き換わったのか・・・
よくわかりません
境内に立つ祠
「祓戸」だそうです
その横に手水舎
御祭神は山の神オオヤマツミと、八幡神である応神天皇のホムダワケとなっていますね
案内板には「御守護 胃腸(おなか)の〇〇 おなかは命を輝かすみなもと」と書いてありますが、(〇〇は朱文字が消えて読めません)
ナグサトベの腹を祀ったとか、大蛇の腹を祀ったとかいう説明は無いですね
石段の上に、今回和歌山でよく見た、横に長い通り抜けられる拝殿?が建っています
今回、先日と本日の2日間、和歌山県の神社をいくつか回ったのですが、共通の特徴がありました
境内の奥にこのような横に細長い社殿が建ち、その中央が通り抜けられるようになっています。
その奥に垣根があって、そこから先は一般の参詣客は入れません。垣根には中央と左右に3か所の拝所が設けてあり、中央の拝所の奥に本殿が、左右の拝所の奥にそれぞれ境内社が建っている、という感じです。
石段を登り、
拝殿?を通り抜けると、
(ここが拝殿なのか定かではないので「?」を付しています)
奥に拝所があります
奥は祭壇の先に本殿があります
拝所の向かって左側
賽銭箱が設けられています(写真下の方に少しだけ移っています)
本殿向かって左側に建つ境内社「七福神社」が見えています見えています
拝所の右側
柵に賽銭箱が設けてあり、その上の方に石段が伸びています
柵の奥の方には、
石段の上の方には「八坂神社」があるそうです
昇ってって言ってみます
昇っていくと、
ぼーっと電灯の光る社殿
八坂神社
覆屋に守られて八坂神社の社殿が建っています
再び登ってきた石段を降りて、
本殿横の方に回ると、境内社がいくつも並んでいます
左から「皇大神宮」「天神社」「皇大神宮・藏皇神社」「皇大神宮」
手前の祠はこれらの境内社の「拝殿」でしょうか
奥に行くとさらに境内社が並んでいます
元来た参道を戻っていきます
その途中から森の奥に参道が分かれて伸びています
つき当たりに赤い小さな祠
赤い祠の中にはさらに小さな祠が祀られていました
神社名や御祭神はわかりません
では、杉尾神社をはなれて再びクルマ走らせていきます
次はナグサトベの足が祀られている「千種神社」に向かいます
施設名 | 杉尾神社 |
所在地 | 和歌山県海南市阪井1858 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | JR紀勢本線 海南駅より大十バス(オレンジバス)に乗車、阪井下車徒歩5分 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
令和6年10月現在
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