11月に入ったある日、「旅名人の九州満喫きっぷ」を使って長崎本線の江北駅までやってきました。
写真左側は鳥栖からここまで乗ってきた817系電車、右側はこれから乗る40系気動車です。
今年(令和4年)の9月23日、長崎新幹線の武雄温泉~長崎間が開業しました。
開業と同時に佐世保線の分岐駅であり長崎本線の運行拠点だった「肥前山口駅」が「江北駅」と改称されました。
また、並行在来線となる江北~諫早間は、本来第三セクター化されるところですが、諸事情により上下分離方式(用地・設備を自治体や公共企業体などが所有し、実際の運行は民間企業などが行う)を採用することになりました。
実際の運行は引き続きJR九州が行なっています。
このうち肥前浜~諫早間は運行コスト削減のため、電化設備を撤去し気動車で運行することになりました。
諌早~長崎間は上下分離はせずJR九州が従来通り運営することになりましたが、こちらも運行コスト削減のために電化設備を撤去し気動車による運行となっています。
その長崎本線を走る40系気動車、7時27分発長崎行き鈍行列車。
2両編成で、後ろの車両は青色の塗色でしたが、前の車両はなにやら白を基調としたラッピングがされています。
車内は通学の高校生で満員でした。
定刻に列車は発車、
朝の佐賀平野を走っていきます。
六角川を渡ります
肥前鹿島を過ぎると、満員だった高校生の姿も無くなり、車内は空いてきました。
肥前浜
ここまでが電化設備は維持されており、この先が「非電化」された区間です。
有明海が見えてきました。
有明海に沿って進んでいきます
里信号場
以前は多くの鈍行列車が列車交換のためここで運転停車していました。しかし長崎本線の特急かもめがなくなった今、列車はさーっと通過していきます。
諌早湾を仕切る堤防の水門が見えてきました。
諌早の市街地に入り、
8時50分、諌早着。ここで降ります。
列車は14分停車し、9時4分に長崎へ向けて発車します。
長崎本線を走るようになったキハ40の出入り口には、ステップを埋める改造が行われていました。長年電車しか走ってなかったので、各駅のホームは電車専用の高床ホームにかさ上げししてあげるのでしょう。
諫早駅のホームは従来より大村線・長崎本線旧線の気動車も乗り入れていたので電車・気動車共用の高さとなっております。
今日、ぼくが所持している「旅名人の九州満喫きっぷ」は九州の全鉄道線(JR・私鉄・公営鉄道)の普通・快速列車に乗れるフリー乗車券です。(西鉄の無料特急・急行は乗車可)。
3日分利用でき、有効期間は3か月間。3日間連続で使う必要なく、3か月間の間に3回利用すればよいことになっています。
「青春18きっぷ」が九州限定になり私鉄線にも乗れるようになり、通年利用ができる、といった感じでしょうか。
島原鉄道の乗り場
もちろん「旅名人の九州満喫きっぷ」は島原鉄道にも乗車できます。
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