名草神社

紀伊国を行く 3

 

令和6年10月後半、和歌山に来ています。

 

早朝まだ暗い中、和歌山市駅前にある、昨日泊まった「ワカヤマ第1冨士ホテル」をチェックアウトしてきました

 

そして和歌山市駅前でカーシェアのクルマ借ります

今日の午前中はこのクルマで行動します

 

まずは名草神社を目指して和歌山市の郊外に向けてクルマ走らせます

 

「フタガワ工務店」の看板の下の方に、小さく矢印と「名草神社」の表示が見えました

その矢印に沿って進んでいきます

 

ところが・・

 

すごく細い道でした。軽乗用車だからよかったものの、普通車だったらどうしていたものか・・・

対向車が来たらどうしよう、もう身動きできないぞ・・・とひやひやしながら・・・

 

どうにかこうにか名草神社までたどり着きました

駐車場もないので、神社前の少し道路が広くなっているところに停めました

 

なんかここに来るまでに神経使い果たしてしまった気がする・・・

 

 

鳥居に拝礼して、境内へ

 

名草神社の御祭神は「名草彦命」と「名草姫命」

 

日本書紀の神武東征の話に「名草村に至ったとき、ナグサトベを誅殺した」という一文があります

名草彦と名草姫はナグサトベの祖先だとも、名草姫がナグサトベのことだともいわれています

 

ナグサトベは殺された後、身体は三つに切り離されました。地元の人は切り離された頭・胴・足を丁寧に埋葬したといいます

 

 

コンクリートブロックの手水舎

 

 

和歌山の神社でよく見た、横に長い社殿

 

今回、当日と翌日の2日間、和歌山県の神社をいくつか回ったのですが、共通の特徴がありました

境内の奥にこのような横に細長い社殿が建ち、その中央が通り抜けられるようになっています。

その奥に垣根があって、そこから先は一般の参詣客は入れません。垣根には中央と左右に3か所の拝所が設けてあり、中央の拝所の奥に本殿が、左右の拝所の奥にそれぞれ境内社が建っている、という感じです。

 

これまで多くの神社を見てきましたが、このような構造は他に見たことありません。しかし今回、一泊二日で和歌山に滞在しましたが、その大半がこのような形式でした。

 

社殿を通りぬっけた先にある中央の拝所

この奥に名草彦と名草姫が鎮座される本殿がありますが、ここからは見えません

 

向かって右側の拝所

 

柵の奥の方に境内社が立ています

御祭神はわかりません

 

むかって左側の拝所

 

奥の境内社

こちらも御祭神はわかりません

 

境内の一角、

 

白く塗られた境内社が建っています

 

えびす様が祀られているようです

 

こちらには小さな岩に注連縄が巻かれて祀られています

 

では、名草神社の境内を離れていきます

 

再び細い道を、対向車が来ないよう祈りながら、どうにか大通りまで出ることができました。

自分の来るまでは無いので、わずかたりとも傷つけるわけにはいきません。溝に落ちないように、壁にこすらないように、神経使いながら運転し・・・そして大通りに出たときの安心感!

 

公共交通機関は便利とは言えない場所にありますが、クルマで参詣に来るのはお勧めしません。

 

施設名 名草神社
所在地 和歌山県和歌山市冬野宮垣内2107
電話 073-479-0066
FAX  
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通 JR紀勢本線 黒江駅より徒歩30分
和歌山電鐵 交通センター前駅より徒歩40分
バリアフリー情報  
駐車場 無(本文にもある通りクルマでの参詣はお勧めしません)

令和6年10月現在

 

 

前<<<  大屋都姫神社 - カリバー旅行記

次>>>  宇賀部神社 前編 - カリバー旅行記






≪姉妹ブログ≫

鉄道唱歌の話
古事記の話


≪拙ブログをテーマ別にまとめたサイト≫

温泉の話
駅弁の話 
記紀ゆかりの地を訪ねて

小説古事記
古代史探訪