令和6年7月、青春18きっぷを使って山陽本線の厚狭駅までやってきました
駅前にはバスが停車しています
中国ジェイアールバス、国鉄バスから続く伝統の青い車体に大きなつばめマーク
美祢線全線、および山陰本線の小串~長門市間は令和5年6月~7月の豪雨災害により不通となっています。
このうち山陰本線は一部区間は今年6月に復旧しており、残りの区間も2025年中に復旧する見込みとなっています
しかし美祢線については復旧の見込みは立っていません
低床バスの車内
長門市行きのバスは9時22分に発車します
バスは厚狭の市街から郊外に出て、新幹線の高架をくぐり、
少しずつ中国山地の方に分け入っていきます
一旦、ここまで走ってきた山口県道33号線を離れて、
厚保駅(あつえき)
バスは駅前に停車します
バスは山口県道33号線に戻って進んでいきます
南大峰駅に停車
かつてはここから大峰への支線が伸びていました
やがてバスは美祢市内に入り、
そしてバスは山口県立青嶺高等学校の敷地に入ります
バスは高校の玄関前で停車しました
ここは美祢線の駅があるわけではありませんが、通学の高校生の便を図って学校に乗り入れて停車しているものと思われます
鉄道でいえば、国鉄の地方管理局が独自に設けていた臨時乗降場・仮乗降場のようなものでしょうか
数人の高校生が下りていきました
今は夏休み期間ですが、通常期であれば大勢の高校生が下りていくのでしょう
石灰石が削られた山が見えています
美祢線は本来石灰石輸送で儲かっていた路線であり、このため幹線と位置付けられて時刻表の索引地図でも幹線を示す黒の太線で表示されています
しかし国鉄末期の度重なるストライキと運賃値上げに荷主の宇部興産(現在のUBE三菱セメント)が愛想をつかし、自前の専用道路を造ってそこに巨大トレーラーを走らせるようにしてしまいました
結果、美祢線は太客で会った貨物輸送を失い、小型気動車のキハ120が単行で1~2時間に1本走るだけの赤字ローカル線になり下がってしまいました
踏切を渡ります
列車が走らなくなって久しい赤さびた線路には背の高い雑草が茂っています
JR西日本では「単独での復旧とその後の運行は難しい」と主張し、美祢線の復旧には消極的なようです
かつては石灰石の積み出しでにぎわっていました
今は寂しい無人駅です
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