カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

美祢線代行バス 重安~長門湯本 令和6年7月

代行バスで俵山温泉へ 2 / 青春18令和6年夏紀行 初日

 

厚狭7時40分発の美祢線代行バスに乗って重安駅まで来ました

重安駅を8時24分にバスは発車します

 

 

踏切を渡ります

もう一年以上列車が走っていない線路は赤さびて、背の高い雑草が生い茂っています

 

 

車窓からは石灰石が採掘されて白い岩肌を見せる山が見えています

石灰石は資源の少ない日本において、国内需要を国産でまかなえる唯一の鉱物資源だそうです

 

 

美祢線はそもそも美祢で産出する石炭や石灰石を輸送するために建設されました

 

そして美祢線は近年まで石灰石輸送で儲かっていた路線であり、このため幹線と位置付けられて時刻表の索引地図でも幹線を示す黒の太線で表示されています

しかし国鉄末期の度重なるストライキと運賃値上げに荷主の宇部興産(現在のUBE三菱セメント)が愛想をつかし、自前の専用道路を造ってそこに巨大トレーラーを走らせるようにしてしまいました

 

結果、美祢線は太客であった貨物輸送を失い、小型気動車のキハ120が単行で1~2時間に1本走るだけの赤字ローカル線になり下がってしまいました

JR西日本では「単独での復旧とその後の運行は難しい」と主張し、美祢線の復旧には消極的なようです

 

日帰り温泉を併設した「道の駅おふく」が見えてきました

 

 

於福駅

バスは駅の裏手の道の駅おふくの前に停まります

 

やがてバスは分水嶺のトンネルへ

 

バスは日本海側へ抜けていきます

 

渋木駅

 

 

列車が走らなくなって久しい、赤さびた線路の美祢線が見えています

 

背の高い雑草も生い茂っています

 

やがて長門湯本温泉が見えてきました

 

バスは温泉街を見ながら走りますが、温泉街には入りません

 

温泉街の近くに停車したほうが観光客にとっては便利なのでしょうが、代行バスという性格上駅でないところにそう簡単に停めるわけにはいかないのでしょう

 

バスは温泉街を離れて、

 

住宅街の中にある、寂しい場所にある長門湯本駅の駅前に入って停まりました

9時52分着、ここで降ります

 

 

長門湯本駅

立派な木造駅舎ですが、無人駅です

 

長門市に向かって走っていくバスを見送ります

 

ホームに出てみました

 

この線路に再び列車が走る日は来るのでしょうか

 

 

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