小野田線の支線、雀田~長門本山間を往復している単行の国鉄クモハ123型電車
小野田線は山陽本線雀田から宇部線居能までを結ぶ11.6kmの路線と、その途中の雀田から分岐する長門本山までの2.3kmの路線から成っています。
18時12分発、長門本山行き鈍行列車。
小野田線の長門本山支線は朝2往復、夕方に1往復、合わせて一日3往復だけの運行です。この電車が今日の長門本山行きの終電です。
車内。乗降扉は車端部の片開き2扉で、車長のほぼ全長に渡る長いロングシート。
現在は荷物電車改造のクモハ123による運行ですが、ここは一昔前、JRで最後まで戦前製造の旧型国電が走っていた路線として知られていました。
数人の乗客を乗せて発車。
細く弱々しい軌道の上をゆっくりガタゴト走ります。
数人の乗客が降りていきましたが、その中に定期券を見せて降りていった通勤客らしき乗客がいたのは意外だった。
陽が落ちていきます。
そして弱々しい線路の先が行き止まりとなり、長門本山駅に到着します。
雀田から5分、18時17分に長門本山着。
この先は周防灘、線路はありません。
ホームは片面一本だけ。
電車がやってきては折り返すだけの終端駅です。
折り返しの電車の発車まで20分あります。
駅前に出てみました。
夕日が沈んでいきます。
では引き返します。
長門本山駅に停まる、折り返し18時37分発宇部新川行き、今日の上り終電です。
少し薄暗くなってきた中を電車は発車します。
そして帰りも長門本山を出て5分、
雀田まで戻ってきました。
この電車は宇部新川行きですが、この雀田で38分間停車します。
実際の走行時間より、この駅での停車時間のほうが長い・・長門本山~雀田~宇部新川間8.6kmの所要時間が58分!
その間に小野田からやってきた18時49分発宇部新川行きが入ってきました。
こちらに乗り換えます。
夕闇の中を電車は走り
18時58分に居能駅に到着、ここで宇部線の宇部行きに乗り換えます。
跨線橋を渡ります。
これに乗って
19時8分、宇部着。
ここから山陽本線の電車に乗り換えて九州に帰ります。
ということで、この春の青春18紀行、ここでお開きとさせていただきます。
お読みくださいました皆様、ありがとうございました。
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