軍艦防波堤 - カリバ旅行記

福岡県北九州市若松区、響灘工業団地の一角に来ています

ここは「軍艦防波堤」と呼ばれているそうです

コンクリートで固められた船の形

これは大日本帝国海軍の駆逐艦「柳」だそうです

昭和23年9月、ほかの駆逐艦「冬月」「涼月」とともにこの地に沈められ、響灘の荒波から守る防波堤とされました

船体が見えている駆逐艦「柳」は大正6年の竣工。第一次世界大戦や第一次上海事変に従軍し昭和15年退役、その後は練習艦として使用されていたそうです

一方、現在は埋没している「涼月」は昭和17年、「冬月」は昭和19年の竣工。ともに大東亜戦争に従軍し、末期には戦艦大和を護衛して沖縄特攻に参加し帰還しました

3隻の駆逐艦の位置図

今来た道を振り返ってみます

この下に「涼月」、さらにその先には「冬月」が埋まっています

改めて船体が見えている駆逐艦「柳」の方へ

コンクリートで護られた船体

当時のままの船体の鋼材でしょうね

艦尾のほうまでやってきました

艦尾から望む洞海湾

船体の上に上がってみました

艦内はコンクリートで完全に埋められています

「柳」の艦首から防波堤を望む

この先に「涼月」「冬月」が埋まっています

では駆逐艦「柳」を離れていきます

この下「涼月」が埋まっています

この先立ち入り禁止ですが、この先「冬月」が埋まっているものと思われます

令和6年7月現在