572.1kmを170円で乗った話 2
博多駅から原田(はるだ)駅までやってきました。
6時48分、通勤通学客を満載した、原田どまりの単行のキハ40型気動車が筑豊本線ホームに入ってきました。
折り返し6時57分発の桂川(けいせん)行きとなります。
閑散線区の筑豊本線原田~桂川間と言えど、平日朝のこの時間は座席はみんな埋まりました。
なのでまた運転台かぶりつき・・と思ったが、国鉄製造の40系気動車は前面展望はよくなく、しかも感染防止のビニールシートまでかけてある。
筑豊本線は若松から原田までの路線ですが、中間の折尾~桂川間は福岡・北九州両都市への通勤通学圏になっており、電化され本数も多く走っています。
一方、両端の若松~折尾間と桂川~原田間は非電化のままです。それでも北九州都市圏の若松~折尾間は蓄電池電車819系が日中30分ごとに運転されています。
しかし、桂川~原田間は単行の国鉄キハ40が平日8往復・土休日9往復するだけの閑散路線です。
列車は発車し、さっき乗ってきた鹿児島本線から分かれて進んでいきます。
朝日が昇ってみました。
次の筑前山家駅の近くには、何故か、廃線となった西鉄福岡市内線の電車と西鉄のカマボコ型バスが放置されています。
保存車両とも思えないが・・・一体何なんだろう・・・
列車は冷水峠に分け入っていき、トンネルに入ります。
長崎街道の難所であった冷水峠をトンネルで越えて
やがて、篠栗線が合流してきて
終点、桂川着、7時25分
昭和43年の篠栗線の開通によって桂川~飯塚・直方間は福岡都市圏と直結した一方で、桂川~原田間は取り残された閑散路線となってしまいました。
その篠栗線を通って博多から来た、7時30分発の門司港行きに乗り換えます。
817系のロングシート車、通称「白缶」
もっとも最近では817系の転換クロスシート車「アルミ缶」でもロングシート改造されてしまったのも出現していますが・・・
ロングシートの車内
「白缶」のロングシートはベニヤ板に雑巾を張り付けただけのようなもので、最悪の座り心地です。
デザインだけにとらわれて乗客のことは考えてない感じ。
まあいずれにしろ、座れないのでまた運転台かぶりつきで行きます。
飯塚駅に着きます。
直方と並んで筑豊の中核都市です。
そして飯塚からひと駅、新飯塚駅に着きます。
7時40分、新飯塚着。
≪今回の行程≫
博多~(鹿児島本線)~原田~(筑豊本線)~新飯塚~(後藤寺線)~田川後藤寺~(日田彦山線)~夜明~(久大本線)~久留米~(鹿児島本線)~熊本~(豊肥本線)~大分~(日豊本線)~西小倉~【小倉】~西小倉~(鹿児島本線)~香椎~(香椎線)~長者原~(篠栗線)~吉塚
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