令和8年9月、熊本に来ています
熊本から豊肥本線の電車で肥後大津まで来ました

向かいに停まっている単行の気動車に乗り換えます。
9時26分発、高森行き鈍行列車、南阿蘇鉄道の気動車です。通常は自社線内のみ走ってますが、朝の2往復だけJRの豊肥本線を通って肥後大津まで乗り入れて来てます

車内はロングシート
ワンマン仕様の前後二扉の間が全てロングシートなので、本当に長く感じます
熊本からの電車からの乗り換え客で座席はほぼ全て埋まりました

JRの豊肥本線を走っていきます
線路は夏の雑草で覆われていて、レールだけが無機質に光って伸びています。

そして列車は阿蘇カルデラに入っていきます

南阿蘇鉄道の分岐駅、立野に近づきます
左側から大分からの線路が近づいて来て合流し、立野駅に向かいます
立野駅はスイッチバック駅です。熊本方面から来た列車はスイッチバックして後ろ向きに勾配を登って行き、さらに折り返して大分の方へ向かっていきます

その一方で今乗っている南阿蘇鉄道直通の列車は、このまままっすぐ進んでいきます

南阿蘇鉄道の立野駅の横を通り抜けて行きます

南阿蘇鉄道は昭和3年に国鉄の高森線として開通、宮崎県の延岡まで延伸する計画でした。しかし工事は中断したままで第一次特定地方交通線として廃止対象となり、昭和61年に第三セクターに転換されました。
なお、延岡側では延岡~高千穂間が開通しましたが、こちらは第三セクター転換後に台風により被災し復活することなく廃線となっています
南阿蘇鉄道も平成28年の熊本地震で大きな被害を受けましたが、7年間の部分運休を経て令和5年に全線復旧しました

列車は真新しいダムのそばに出てきました

令和6年に完成した阿蘇高森ダム
治水を目的としたダムだそうです

そして第一白川橋梁に差し掛かります
国鉄高森線開業の昭和3年に開通、川面からレールの高さまで約60mあり当時の国鉄では最大の高さの鉄橋でした。
しかしこれも平成28年の熊本地震で大きく損傷し、全面的に架け替えが行われ令和5年に現在の橋が開通しました

下流側
列車はゆっくり徐行しながら進んで行きます

こちらは上流側
ふたつの道路橋が見えています。上に見えるのは国道325号の新阿蘇大橋、こちらも熊本地震で崩落した阿蘇大橋の後を受けて再建されたものです

ゆっくり徐行し、鉄橋の上で一時停止しました
観光客へのサービスでしょう
乗客は皆、窓の外に向かってスマホやカメラを向けています。
鉄橋を抜けると直ぐにトンネルに入りました

阿蘇カルデラの南側、南郷谷を進んで行きます

最初の駅、長陽駅に到着

駅舎内には土日のみ営業のカフェが入っているそうです


阿蘇下田城駅
かつては駅舎内に温泉施設があったそうですが、熊本地震により被災し営業再開は断念したそうです

駅舎内では、なにやらロボットが動き電球が点滅してました
なんでも「阿蘇カラクリ研究所」というのが入っていて、列車が到着すると自動的に動き出すそうです


「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅
平成5年開業、一時期は日本一長い駅名でした。と、言っても、あからさまからに話題性を得る為に長くしたような名称
平成2年開業の鹿島臨海鉄道「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅に対抗してこんな名前にしたようです。
しかしこんなことすると、必ず「ならうちはもっと長い名前をつけてやる」と考える会社が出てくるわけで・・・もういちいち記しませんが、現在はもっと長い名前の駅名も存在しています。

次の中松駅でトロッコ列車とすれ違いました
今日は土曜日です。トロッコ列車は土曜休日に運転されています

阿蘇の外輪山

こちらは阿蘇五岳
雲がかかって山の上の方は見えません

そしてやがて、真新しいコンクリートのやたら長いホームが目立つ高森駅、終点です。

長いホームに止まった1両だけの気動車

高森駅
後の銅像は何かのアニメキャラか?よくわかりません

高森駅
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