カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

三津

伊予国を行く 31 / 青春18令和5年夏紀行 5日目

 

愛媛県松山市三津浜港内を運行する「三津の渡し」に乗って、三津に上陸しました

 

桟橋のそばにあるお寺「西性寺」

 

ここから柳井に向かうフェリーに乗ります

フェリー乗り場まで、三津の通りを歩いていきます

 

 

木村邸

 

登録有形文化財だそうです

 

明治14年の建築
第2・4土曜日にカフェとして営業しているそうです

 

鈴木邸

 

こちらも登録有形文化財です

 

広い通りに出てきました

 

石崎汽船本社

 

大正13年の竣工だそうです

 

これも登録有形文化財です

 

柳井に向かう防予汽船のフェリーターミナルが見えてきました

 

ターミナル前の広場

歌碑と石柱が建っています

 

「十一人 一人になりて 秋の暮」

こちらは正岡子規の歌碑のようです

 

 

 

石柱には変体仮名で「きせんの里者‶」(きせんのりば)と彫ってあります

 

明治4年ごろに建てられたもので、当時は浜辺に立っていたそうです

 

当時は港湾も未整備で、大型船は沖合に停泊し、はしけで旅客や荷物を運んでいました

坊っちゃん」も旧制中学校の数学教師として赴任するために当地に来た時、汽船からはしけに乗り移って上陸しています

 

 ぷうと云つて汽船がとまると艀が岸を離れて漕ぎ寄せて來た。船頭は眞つ裸に赤ふんどしをしめてゐる。野蠻な所だ。尤も此熱さでは着物はきられまい。日が强いので水がいやに光る。見詰めて居ても眼が眩む。事務員に聞いてみると俺は此所へ降りるのださうだ。(中略)威勢よく一番に飛び込んだ。續いて五六人は乘つたらう。外に大きな箱を四つ許り積み込んで赤ふんは岸へ漕ぎ戻して來た。陸へ着いた時もいの一番に飛び上がつていきなり、磯に立つて居た鼻たれ小僧をつらまえて中學校はどこだと聞いた。

 

上陸した坊っちゃんマッチ箱の様な汽車(現在の伊予鉄道高浜線)に乗って赴任先の中学校に向かいます

 

もちろん、現在でははしけに乗る必要はなく、フェリーが接岸できる桟橋が整備されていて港から直接乗船できます。

フェリーターミナルの方へ向かいます。

 

 

 

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