武蔵国を行く 13
東京都国分寺市に来ています
武蔵国分寺跡に隣接する「おたかの道湧水園」園内の武蔵国分寺資料館を見学して出てきました
奥の方に進んでいってみます
「関東ローム層の下には砂利の混ざっている武蔵野礫層があり、大地に降った水が地下水として流れています
国分寺崖線の下ではこの礫層が地表に現れている場所があり、ここから水が湧き出しています」
湧水源はこの先9mの場所だそうですが・・・よくわからないな・・・
引き返します
おたかの道湧水園入り口である「旧本多家住宅長屋門」
長屋門とは中央通路に文扉を持ち、その両側に部屋を配した建物だそうです
この長屋門は江戸後期の建築です
中に入ることもできます
一般的な農家の長屋門は一階建てで中央通路脇の部屋は土間や板張りの作業場となっていますが、
この長屋門は2階建てで座敷・縁側・便所といった居住するための空間も兼ね備えています
猿(さる)
「猿とは雨戸や板戸等に組み込む錠の役目を果たす可動機構です」
2階に登ってみます
長屋門の2階
薬箪笥
生薬を保管していた箪笥です
この長屋門に住んでいた本多雖軒(ほんだすいけん)は医師でした
江戸時代末期の文久元年(1861年)府中宿に開業、慶応元年(1865年)国分寺市の実家に戻り、長屋門に住んで開業したそうです
当時は医師と薬剤師は分業されておらず、医師が薬を調合し出していました
写り悪いですが、当時の生薬
こちらは絹を作る道具ですね
本多家では養蚕・製絲業も営んでいたそうです
外に出てきました
園内に立っていた蔵
明治33年に新築された本多家の蔵だそうです
といった感じで、元の長屋門をくぐって外に出てきました
施設名 | 旧本田家住宅長屋門 |
所在地 | 東京都国分寺市西元町1-13-10 |
電話 | 042-300-0073(国分寺市教育部ふるさと文化財課文化財保護係) |
FAX | 042-300-0091(同上) |
営業時間 | 9:00~17:00(入館16:45まで) |
定休日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日) |
料金 | おたかの道湧水園の入園料100円が必要 |
交通 | 西国分寺駅より徒歩15分 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
令和6年5月現在
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旧本多家住宅長屋門・倉 国分寺市