大国魂神社 前編

武蔵国を行く 16

 

東京都の国分寺市、古代国分尼寺跡と国分寺跡を見学してきました

 

そこから隣の府中市大国魂神社の参道まで来ました

 

(正式には「大國魂神社」と表記するようですが、拙ブログでは「大国魂神社」とさせていただきます)

 

「馬場大門のケヤキ並木」というそうです

 

天然記念物に指定されており、1062年に源頼義・義家が苗木千本を寄進したのが始まりだそうです

 

京王電鉄のガードをくぐり、府中駅のそばを通って参道は続いています

 

 

 

そして、大国魂神社の門前まで歩いてきました

 

大国魂神社武蔵国総社とされています

 

律令制の元、国司は赴任後に任国の神社を参拝して回ることになっていました。国司が回る順番を表したのが一宮以下の社格とされています

平安時代に至り国府の近くに総社を定めてそこに参拝することにより巡回を省略するようになりました

 

 

 

大国魂神社景行天皇41年(西暦111年)の創建と伝えられます

 

御祭神は「大国魂大神」、

神社の由緒によれば「素戔嗚尊御子神で昔この国土を開拓され、人民に衣食住の道を授け、医薬禁厭などの方法も教えこの国土を経営された」とあります

大国魂大神とはオオクニヌシ大国主命)のことでしょうね。日本書紀ではオオクニヌシスサノオの子となっています(古事記では6代目の子孫となっている)

 

後に国内諸神を配祀し武蔵国総社としたそうです

 

境内に入ってすぐ、お稲荷さんの赤い鳥居が並んでいます

 

境内社の稲荷神社

 

境内に建つ「御休み所」

 

 

美味しそうですが、腹も減ってないし、そのまま通り過ぎます

 

改めて大鳥居をくぐり、

 

参道を進んでいきます

 

境内社の「宮之咩神社」

 

御祭神は天岩戸神話のヌードダンサー、アメノウズメ

創建は大国魂神社と同じ傾向天皇の御代と伝えられます

 

宮之咩神社

 

安産祈願の折に願いを託した絵馬を奉納し、無事願いが叶うと御礼に底の抜けたひしゃくを納める風習が今でも行われている、そうです

 

宮之咩神社の横には相撲場

 

宮之咩神社と相撲場の参道向かいには「府中市立府中ふるさと歴史館」が建っています

 

参詣後に時間があったら立ち寄ってみましょう

 

 

こちらの鳥居の奥は「軍艦多摩戦歿者慰霊碑」

 

手水舎

 

 

 

髄神門をくぐって進んでいきます

 

施設名   大国魂神社
所在地  東京都府中市宮町3-1
電話  042-362-2130
FAX 042-335-2621
営業時間 6:30~17:00(9月15日~3月31日)
6:00~17:00(4月1日~9月14日)
定休日  
料金 境内無料
交通 京王電鉄府中駅より徒歩10分
JR府中本町駅より徒歩5分
バリアフリー情報  
駐車場

 令和6年5月現在

 

 

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