出雲国風土記を巡る旅 令和5年夏 2
福岡から夜行バスに乗って出雲市までやってきました
「一畑電車」というのは通称ではなく正式な社名です。平成18年に一畑電気鉄道から改称しました
(正確には従来の一畑電気鉄道が持株会社に移行し、その傘下に鉄道事業を運営する一畑電車が設立された、ということのようです)
駅名は今も「電鉄」を冠しています
自動券売機で乗車券を購入し、改札を通ります
自動改札機は無く、有人改札の係員に乗車券を手渡すと・・・
なんと、係員が持っていたのはスタンプではなく改札鋏!!
まさか、令和の世の中、いまだに鋏が使われているとは思ってもいなかった・・・
ホームに上がると、ちょうど電車が到着し大勢の高校生が電車から降りてきたところでした。
折り返し7時36分発松江温泉行となる電車に乗り込みます。
ロングシートの車内
昭和の香りが漂います
車内には「2101」という車両番号を記したプレートがありました。
調べてみるとこれは一畑電車2100系、元は京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)5000系で、昭和42年から製造されていた車両のようです。
電車は定刻に発車し、しばらくJR山陰本線と並走した後、
山陰本線と離れて進んでいきます
7時44分、川跡駅に到着、ここで降ります
向かいのホームには松江温泉から来た電鉄出雲市行き電車が停まっています
踏切を渡ってホームを移動します
そこに出雲大社前から川跡折り返しとなる電車が入ってきました
地方私鉄の車両は大手私鉄の中古車でまかなうことが多い中、7000系は一畑電車が発注し新造した電車です。
出雲大社前、松江温泉、電鉄出雲市に向かう三編成の電車がそろいました。
車内はロングシートとボックスシートが対角線上に配置されたセミクロスシート
7時49分に発車します
種別は「急行」となっており、川跡~出雲市間にある3つの途中駅のうち2駅を通過します。
しかし、この短い区間で所要時間はほとんど変わらず・・わざわざ急行を設定する意味は何だろう・・・
いうまでもなく急行料金は不要です
そしてその急行の停車駅、浜山公園北口に7時56分に到着
ここで降ります
次は終点、出雲大社前です
浜山公園北口はホーム一本だけの無人駅です
浜山公園北口駅は、島根ワイナリーと出雲文化伝承館の最寄り駅となっています
でも、そのどちらに行かずに、
駅から歩いて25分、阿須伎神社までやってきました
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