カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

阿須伎神社 前編

出雲国風土記を巡る旅 令和5年夏 3 

 

 

島根県出雲市出雲大社の境外社である阿須伎神社の門前までやってきました

 

参道を歩いて進んでいき、

 

鳥居に拝礼して通ります

 

出雲国風土記に関連する土地に建っている標柱

 

阿須伎神社は出雲国風土記の出雲郡寺社の項目において「阿須伎社」と記載されています

他に「阿須枳社」「阿受枳社」「阿受支社」等々合わせて39社記載されていますが、これらはいずれも当社に合祀されたとされています

 

 

 

 

 

手水舎

竜の口から豊富に水が流れ出ています

 

 

御祭神は阿遅須伎高日子根命(アジスキタカヒコネ)

オオクニヌシ御子神で、案内板には「切れ味のよい鋤」をおとりになって国土創生におおいなるご神威を発揮なされました、と記されています

 

出雲国風土記仁多郡三津郷の項には、

 

大穴持命の大神(オオクニヌシ)の御子アジスキタカヒコネは成長し髭が長く伸びても言葉をしゃべらず泣くだけだった。大神は言葉を話せるようと神に願をかけると、ある朝に御子は「御津(みつ)」と言った

大神は「それはどこだ?」と問うと、御子は石川を渡り坂の上まで行き「ここだ」といった。その時そこから水が流れ出したので、その水で身を清めた。

それ以来、国造が神事のため朝廷に向かうときにその水が流れるようになり、神事にはその水を用いるようになった。

 

と記載があります

 

 

 

しかし、古事記によれば・・・

 

アジスキタカヒコネは、オオクニヌシの娘婿アメノワカヒコが亡くなって葬儀が執り行われた時、その葬儀の場で暴れて喪屋を斬り倒し、蹴とばしたはた迷惑な神として描かれています

 

 

拝殿

手を合わせます

 

 

 

拝殿にこんなのが付属していました

「子供みこし庫」だそうです

 

境内の奥

 

なにやら石で囲まれた中に何本か木が立っています

 

子の木の枝で自分でお祓いできるそうです

 

その木の根元に何やらコンクリートの構造物

 

湯立て場」なんでしょうか

 

拝殿の奥に本殿が建っています

 

 

 

 

 

アジスキタカヒコネが鎮座される本殿

 

 

施設名  阿須伎神社
所在地  島根県出雲市大社町遥堪
電話 0853-53-3100(出雲大社
FAX 0853-53-2515(同上)
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通 電鉄出雲市駅(JR出雲市駅前)より一畑電車に乗車、川跡乗り換えで浜寺公園北口下車、徒歩20分
バリアフリー情報  
駐車場

令和5年8月現在

 

 

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