九州横断鉄道の旅 6
列車は赤水駅を出て熊本方面に向かって走っています
列車の最後尾に移動してきました
やがて車窓左手に、阿蘇大橋の崩落現場が見えてきました
平成28年4月16日の熊本地震で橋直下の断層が動いたことにより崩壊し、たまたま車で走行中だった大学生が車ごと転落して死亡しました
手前に展望広場と記念碑が整備されています。
対岸には崩れたまま途中にひっかかっている橋が震災遺構として保存工事を施されそのまま残されています
震災当時の姿を残す崩落したままの旧阿蘇大橋
旧阿蘇大橋の600m下流に新たに新阿蘇大橋が架橋され、令和3年に開通しました
今乗っている豊肥本線も熊本地震の際には大きな被害を受け、長期間の運休を余儀なくされました
やがて、進行方向左手の視界下からもう一本の線路が現れました
そして、2本の線路は合流して列車は停止しました
列車はここで折り返していきます
写真左側がここまで通ってきた線路、右側が立野駅に向かって進んでいく線路となります
運転士さんは車内の通路を歩いてこの最後尾まで歩いてきました
ここから立野駅まで、こちら側が先頭となって走ります
やがて、信号が切り替わり、発車
列車は右側の線路に入って進んでいきます
立野駅のスイッチバックは勾配緩和のために列車をジグザグに進ませるものです。
非力な蒸気機関車の時代の名残であり、強力なモーターやエンジンを積んだ車両が走る現在ではその数は減ってきています
やがて現在の進行方向右手からまた別の線路が現れてきました
この後列車は立野駅に入り、折り返してこの線路を進んでいきます
シーサスクロッシング(交差渡り線)を通過し、
列車は立野駅に入ります
停止しました
ここでまた進行方向が変わります
運転士さんは列車を降りて、ホームを歩いて元の最前部の運転台に戻ります
南阿蘇鉄道も熊本地震で大きな被害を受け、こちらは現在も運休中です
しかし今年(令和5年)7月にようやく全線で運転を再開することになりました
やがて対向の宮地行き列車が入ってきました
列車は発車します
立野駅を後にして、右側の線路を進んでいきます
列車は阿蘇カルデラを抜けて熊本平野に入ってきました
終点、肥後大津着、13時42分
ここから熊本行きに乗り換えます
ここまで乗ってきた列車、前はJR九州コーポレートカラーの赤色、後はシーサイドライナーの青色のキハ220の2両編成
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