真新しいコンクリートの築堤の上を列車は走っていきます。
そして列車は熊本地震で大崩落した箇所へ
平成28年の熊本地震ではここで大規模な土砂崩壊が発生、豊肥本線や国道58号線が流出し、ここにかかっていた阿蘇大橋も崩壊しました。
たまたま乗用車で通りかかった学生さんが巻き込まれて犠牲になっています。
その阿蘇大橋もいま復旧作業が進められています
でもほんと、あの大災害からよくここまで復旧したものだ・・関係者の皆さんの努力のたまものでしょう。
列車は阿蘇谷に入りました
左側車窓には外輪山が見えます
右側車窓には阿蘇五岳と呼ばれる中央火口丘
熊本地震のあと、肥後大津~阿蘇間が長期にわたって被災しておりました。
終点、宮地駅に近づきます。
8620型蒸気機関車が牽引する「あそBOY」が運行されていた時に使用されていた転車台が残ってました。
この「あそBOY」の機関車と客車はその後肥薩線で「SL人吉」として運行されておりましたが、現在は今年7月の豪雨災害で肥薩線そのものが不通になっています。
12時6分、宮地着
駅舎内には「豊肥本線災害復旧資料館」というのがカフェと同居してました
中の展示は過去の水害災害のもの、熊本地震の被災記録は展示してありませんでした。
それにしても何度も被災しながら立ち直ってきた豊肥本線・・・関係者の苦労がしのばれます。
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