日向三代を訪ねて 6
鵜戸神宮本殿から横に回ると、いくつか末社が洞窟の中に建てられています。
皇子神社
御祭神はイツセ
鵜戸神宮の御祭神ウガヤフキアエズの長男であり、後に神武天皇となるイワレの兄です。
イツセとイワレの兄弟は都を大和に遷すことを決意し、日向から東征に出港しました。しかし難波の地でナガスネビコとの軍と戦ってイツセは負傷し、それがもとでイツセはなくなりました。
残ったイワレは軍を率いてナガスネビコを倒し、大和の橿原宮で初代天皇として即位します。
この長細いのは「九柱神社」
日本の国を産んだ神・イザナギが、死者が行く国である黄泉の国から帰ってきたとき、「筑紫の日向の橘の阿波岐原」で禊をして穢れをはらいました。この禊で生まれた神様が祀ってあります。
ちなみに綿津見三神は福岡の志賀海神社を総本社とする全国の綿津見神社に、また筒之男三神は全国の住吉神社祀られています。
本殿の裏を、本殿を一周するように進んでいきます。
「撫でうさぎ」
「卯」と「鵜」をかけてるようですね。
「御霊石」
「・・・鵜戸山大権現仁王護国寺の信仰のなごりと思われる。」
・・ようわからんが、神仏習合の時代のものらしい。
そして、この先、天井の岩
「お乳岩」だそうです。
「 産湯の跡」
昔はここに泉が湧き出していて、ウガヤフキアエズが産湯を使ったのでしょうか。
そしてここでは実際に泉が湧き出しています。
「お乳水」
ウガヤフキアエズの母トヨタマビメは、ウガヤフキアエズを産んだ後すぐに海に帰ってしまいました。
トヨタマビメはここに乳房を残していき(・・・どーゆー状況だろう・・まあ神話なんだけど)そのお乳岩からは今なお絶え間なく玉のような石清水をしたらせて・・だそうです。
この水を使って、母のいないウガヤフキアエズのために飴を作って育てた・・・ということですね。
鵜戸神宮
宮崎県日南市宮浦3232
電話 0987‐29‐1001
参拝時間 6時~17時
宮崎駅西口1番乗り場より宮崎交通バス飫肥行きに乗車、約1時間20分、鵜戸神宮下車
(宮交シティ・宮崎空港・青島などからも乗車可)
(本数少ないので注意)
駐車場・有
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