讃岐国を行く 37
鼓岡神社は崇徳上皇を祀ってあります
この鼓岡神社は、崇徳上皇が崩御されるまでの6年間を過ごした木ノ丸御所の跡だそうです
手水舎
保元の乱は保元元年(1156年)、摂関家の内紛や皇位継承をめぐり朝廷内が崇徳上皇方と後白河天皇方とに分かれて勃発した政変です。源義朝と平清盛を味方につけた後白河天皇が勝利し、世の中が貴族の摂関政治から武家政権へと移り変わるきっかけとなった事件でした。
崇徳上皇は讃岐に配流後、国府に勤める当地の長官であった綾高遠(あやのたかとう)の屋敷を仮の御所とし(雲井御所)3年間過ごした後、ここにあった木ノ丸御所に移り6年後に46歳で崩御されました
上皇の亡骸は京からの返事を待つ間、弥蘇場の清水に浸して保存されました。
やがて上皇は火葬され、白峰山(白峰寺境内の白峰御陵)に葬られました
石段登った先にある拝殿
拝殿に掲げてある「鼓岡」の扁額
菊の御紋で装飾されています
一段高い所に鎮座される本殿
案内板にも、香川県神社庁のサイトにも祭神については記載されてはいないのですが・・
御祭神は崇徳上皇で間違いないでしょうね
ではまた石段を降りていきます
「杜鵑塚」(ほととぎすづか)
ホトトギスの声を聞くと崇徳上皇は都を思い出すので、里人はホトトギスを殺したり追い払ったりしました。
のちに杜鵑塚を建てて供養したそうです
崇徳上皇の歌碑
こちらは別の歌碑
石段降りたところの境内
仏堂があったり、
土蔵造りの社殿があったりしますが、
こちらの黒い鳥居の奥、
疑古堂
大正2年、崇徳上皇が過ごした木ノ丸御殿の雰囲気を模して造られたそうです
では、鼓岡神社を離れて歩いていきます
施設名 | 鼓岡神社 |
所在地 | 香川県坂出市府中町乙5116 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 讃岐府中駅より徒歩15分 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
令和6年1月現在
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