讃岐国を行く 15
香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮、786段の石段を登って本宮まで上がってきました
御祭神のオオモノヌシは、オオクニヌシの国づくりから崇神天皇の御代までの事績が古事記・日本書紀に記されています。
第75代崇徳天皇も合祀されています。
退位し上皇となった1156年に保元の乱が起こり、これに敗れた崇徳上皇は讃岐国に流罪となりました。讃岐に流された上皇は金刀比羅宮を崇敬しており、崩御後に合祀されました。
神代のころ、オオモノヌシがこの地に行宮を造り国土経営を行い、その行宮あとに神霊を鎮祭したのが創始だそうです
中世に本地垂迹説の影響を受け仏教の金毘羅(クンビーラ)と習合し「金毘羅大権現」と称しました。明治になり神仏分離令により再びオオモノヌシを祀るようになり金刀比羅宮となりました
拝殿の北側に隣接する「神饌殿」
境内から見る讃岐平野
境内
境内から渡り廊下が続いていますが、その下に通路があります
渡り廊下をくぐると、
金刀比羅宮の本殿が見えました
石段の上に、
鳥居と、社殿が建っています
境内社の「睦魂神社」
柵の向こう側、石段の上の方に睦魂神社の社殿が建っています
睦魂神社の鳥居の隣、「神庫」
そのまたとなり、「神輿庫」
神楽殿
御炊舎
三穂津姫社
オオモノヌシの妻で、タカミムスビの皇女だそうです
日本書記に、本筋とは別伝として収録してある一書(あるふみ)によると、
フツヌシとタケミカヅチが日本を平定した後、タカミムスビはオオモノヌシに向かって
「もしそなたが国つ神を妻としたならば、それは我々天つ神に対し疑いの心があるということだろう。そこで我が娘のミホツヒメをそなたの妻とするがよい。八十万の神たちを率いて末永く皇室の子孫を守ってくれ」
と言ったということです。
美保津姫社の横に建つ社殿の隙間から本殿の屋根だけ見えます
美保津姫社の前にある馬の像
境内の奥の方にある「緑黛殿」
では、ここから奥の院に向かって歩いていきます
施設名 | 金刀比羅宮 |
所在地 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 |
電話 | 0877-75-2121 |
FAX | |
営業時間 | 7:00~17:00(本宮) 9:00~16:30(奥社) |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 表参道入口まで ☆JR琴平駅より徒歩15分 ☆高松琴平電気鉄道一宮駅より徒歩10分 表参道入口より本宮まで徒歩1時間 本宮より奥社まで徒歩30分 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無(表参道入口付近に民間の有料駐車場有) |
令和6年1月現在
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