カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

美保神社

美保関を訪ねて 4

 

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美保神社の門前。 

 

 

 

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 昔、干ばつの時に美保大明神のお告げで掘ると、水が湧き出した井戸だそうです。

井戸の掘削には当地や、諸国の廻船問屋が浄財を出したそうです。

 

 

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 手水舎

 

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 手水舎の柱に案内パンフレットがぶら下がってました。持ち帰ってはだめで、参拝が済んだら元のところに戻しておくそうです。

 

御祭神はミホツヒメとコトシロヌシの二柱。

 

ミホツヒメとはあまりなじみのない名ですが、「タカミムスビ姫神オオクニヌシの后」だそうです。古事記にはその名はなく、日本書紀に別伝として収録してある一書(あるふみ)にその名が一度だけ出てきます。

しかしここでは、ミホツヒメが嫁いだのはオオクニヌシではなくオオモノヌシとなっています。まあオオモノヌシはオオクニヌシの「幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)」だそうですが。

 

一方、コトシロヌシオオクニヌシの子、釣りが好きで、ここ美保岬によく釣りに来ていたそうです。アマテラスがオオクニヌシのもとに国譲り交渉のための使者を遣わしたときもここで釣りをしていました(拙ブログ「古事記の話」ではこの話は省略しましたが)

 

また、コトシロヌシの名の下にカッコ書きで「ゑびす様」と書いてありますが、ここ美保神社は全国のえびす神の総本社とされています。

ちなみにえびす神といわれるものは2系統あり、このコトシロヌシ系のえびす神の他に、西宮神社を総本社とするヒルコ系のえびす神があるそうです。

 

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 先に進み、神門を通ります。

 

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 拝殿

 

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 周囲には摂末社が並んでました。

 

 

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 ふたつ並んだ本殿

 

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 では、神社の境内を離れて門前へ。

 

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 漁港があり、美保関の門前町が広がってました。

 

施設名 美保神社
所在地 島根県松江市美保関町美保関608
電話 0852-73-0506
開園時間  
料金  
交通 松江駅より一畑バス美保関ターミナル行き、
終点乗り換え美保関コミュニティバス美保関行き、美保関神社前下車徒歩5分
・JR境港駅より美保関コミュニティバス宇井渡船場行き
終点乗り換え美保関コミュニティバス美保関行き、美保関神社前下車徒歩5分
 
駐車場

 

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≪参考リンク≫

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