電車に乗って、福岡県北九州市八幡西区の陣原駅(じんのはるえき)までやってきました。
この付近には昔は鹿児島本線に並行して西鉄北九州市内線が走っていましたが、平成12年に廃止されました。
市内電車の停留所の代替として設置されたのがJR陣原駅です。
その市内電車の専用軌道跡とおもわれる道路を歩いていき、
筑豊電鉄線の踏切渡って、さらにグーグルマップを見ながら進んでいき
一宮神社までやってきました。
鳥居に拝礼して参道を進みます。
鳥居の横にあった注連縄が巻かれた岩
一宮神社は後に初代神武天皇となるイワレビコが東征の際、一時滞在され行宮を置いたと云われています。
古事記には「竺紫の岡田宮に一年間滞在した」と記述してあります。
現在の岡田神社のことだとされていますが、そこは江戸時代に遷座してきたものであり、ここ一宮神社が元宮なのだそうです。
参道脇、二の鳥居の横
「神蹟山 皇子本宮」と彫られた石柱
日向の国より東征の途中、後に神武天皇となるイワレが、滞在中に天神地祇(てんしんちぎ/天つ神と国つ神、すなわちすべての神々)を招き御親祭されたところだそうです。
柵の内側
石がきれいに積み上げられています。
「この形式の遺跡は全国でも極めて数少ないもので、考古学的にも極めて貴重な資料である」そうです
さらに先に進み、石段を上ると
駐車場でした
さらに石段を登ります。
手水舎
センサーが設置してあって、近づくと竹筒から水が出るようになっていました。
最近の例にもれずここも柄杓は撤去されており、竹筒から直接流水をすくって禊します。
拝殿
一宮神社は「王子神社」「大歳神社」「諏訪神社」の三社を昭和25年に合祀したのだそうです。
王子神社の御祭神がオシホミミと神武天皇。オシホミミは天孫二ニギの父で皇室の祖先になります。
大歳神社の御祭神はオオトシとコトシロヌシ。
オオトシはスサノオの子で、稲荷神であるウカノミタマの兄。オオトシとウカノミタマはともに穀物神として信仰されています。
コトシロヌシはオオクニヌシの子でえびす様として信仰されている神様です。
また、諏訪神社の御祭神はオオクニヌシの子のタケミナカタですね。ほかに仲哀天皇・神功皇后・応神天皇も合祀されているみたいです。
手を合わせます
奥のほうに進みます
柵がありそれ以上先には行けませんが、
柵の手前から少しだけ本殿が見えました。
施設名 | 一宮神社 |
所在地 | 福岡県北九州市八幡西区山寺町12-36 |
電話 | 093-641-2865 |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | ☆JR黒崎駅より徒歩20分 ☆JR陣原駅より徒歩30分 ☆筑豊電鉄熊西駅より徒歩10分 |
バリアフリー情報 |
☆駐車場より境内までスロープ有
(駐車場から境内に至るスロープ)
|
駐車場 | 有 |
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福岡県 一宮神社