志賀島停留所でバスを降りました。近くにあるのが
志賀海神社の鳥居。
参道を進んでいきます。
やがて石段が見えてきます。
志賀海神社。
いわゆる海神(わだつみ)三神を祀ってあります。海の神様の総本宮です。
海神三神とは、イザナギが黄泉の国から帰ってきて禊をしたときに生まれた神様です。
日本神話
イザナギは妻のイザナミと共に日本の国をお産みになった神である。
イザナギは、死んだ妻のイザナミを現世に連れ戻すため、黄泉の国へ行った。しかしそこで会ったのは既に鬼神と化し、黄泉の国の神となったイザナミであった。
イザナミと別れ、日本に戻ってきたイザナギは筑紫の国、日向の橘の小門の阿波岐原に来ていた。黄泉の国の穢れを払うため、ここで禊をしようと考えたのである。
服を脱ぎ捨て、川に入る。脱ぎ捨てた服から、また体から落とした穢れから、次々と神が生まれた。
川の深みで体を洗う。そこでまた神が生まれた。綿津見三神と呼ばれる海の神と、住吉三神と呼ばれる航海の神である。
この綿津見三神がここ、志賀島神社に祀られているソコツワタツミ、ナカツワタツミ、ウハツワタツミです。
住吉三神は住吉神社に祀られています。
この後、禊の最後に三貴神といわれるアマテラス、ツクヨミ、スサノオが生まれてきます。太陽神アマテラスは日本の皇室の祖となり、スサノオはヤマタノオロチを退治し出雲の国を支配しました。
階段の登り口にあるのは、お清めの砂だそうです。
では、体を清めてから石段を上ります。
海の神様の神社ですが、末社では山の神様も祀ってあります。御祭神はオオヤマツミ、クシナダヒメの祖父になります。クシナダヒメはヤマタノオロチの餌食にされるところをスサノオが救い、その後スサノオの嫁さんとなった女神です。
楼門をくぐります。
手水舎。
拝殿。
拝殿の隣にある「遥拝所」
遥か伊勢神宮をここから拝むことができるんですね。
奥の本殿です。
裏手には摂末社が並んでいました。
一通りお参りを済ませて、また戻ります。
志賀島停留所まで戻ってきました。ここから天神行きのバスに乗って帰ります。
施設名 | 志賀海神社 |
所在地 | 福岡市東区志賀島877 |
電話 | 092-603-6501 |
開園時間 | 参拝時間 6:00 ~ 17:30 |
料金 | 拝観料無料 |
アクセス | ☆JR香椎線西戸崎駅より西鉄バス勝馬または志賀島行き11分 ☆天神中央郵便局前より西鉄バス21番志賀島行き55分 ☆博多埠頭より福岡市営渡船 志賀島行き いずれも志賀島下車後徒歩10分 |
駐車場 | 有 |
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