出雲神話の伝承地を訪ねて 1 /青春18平成30・31年冬紀行 5日目
この冬の青春18きっぷ旅、平成30年の12月
初日 長崎本線旧線を行く
二日目 周防大島を訪ねて
三日目 俵山温泉を訪ねて
四日目 福岡の代行バスを行く
と続けてきて、年が明けて平成31年1月、5日目すなわち最終日です。
これから山陰まで泊りがけで実質1泊2日で出かけます。
ただし、有効残り一日の青春18きっぷ、今回初日には使わず、二日目に使用します。
イルミネーションがかがやく博多駅バスターミナル。時刻は22時ごろ。
ここから夜行バスに乗って山陰に向かいます。
福岡から山陰方面への夜行バスは、米子・鳥取方面に行く「大山号」と、松江・出雲方面に行く「出雲ドリーム博多号」の二系統があります。
「大山号」は日本交通と日ノ丸自動車の共同運行ですが、両社とも山陰側の会社です。福岡側では西鉄が運行支援(乗車券の予約・発券、福岡到着後の車両整備・乗務員の休憩設備提供など)を行っています。
一方の「出雲ドリーム博多号」はJR九州バスと中国ジェイアールバスの共同運行です。今回ぼくはこちらのほうに乗って出雲市に向かいます。
博多駅バスターミナル3階、35番ホーム。本州方面の高速バスはここから発着します。
ホームと待合室とはガラス扉で区切られていて、バスの到着後運転士さんの操作で扉が開くようになっています。
辺りは多くの乗客でごった返しています。ちょうど冬休みが終わる時期、帰省帰りの学生が多いようです。各地に向かうバスが次々と発車していきます。
そしてこれから乗るバスが入ってきました。22時45分発出雲ドリーム博多号、出雲市行き。
JR九州バスの車両か、中国ジェイアールバスの車両か、ここでは判別できません。
乗りこみます。
車内。夜行仕様の三列独立シート。減光されていて薄暗い車内。
乗客が乗り終わると発車します。
夜の福岡市内を走ります。
ちなみにこの出雲ドリーム博多号、天神バスセンターには停まらずに小倉に向かいます。西鉄は運行に関与していないので天神バスセンターには入れてもらえないのでしょうか。
バスは福岡都市高速に入り、九州自動車道を走ります。そして北九州都市高速に入ります。
そして小倉駅。バス停は駅前を外れた、暗い場所にありました。駅前のバスセンターには乗り入れさせてもらえないんでしょう。
福岡では西鉄が関与していないがゆえに相当冷遇されているようです。
ここで数人乗りこみ、車内はほぼ満席となります。
そしてバスは和布刈(めかり)パーキングエリアに入ります。ここでしばらく休憩を取ります。
深夜の和布刈パーキングエリア。時刻は0時25分。0時50分まで停車します。
停車中のバス、ここで初めて中国ジェイアールバスの車両と分かりました。
運転士さんはJR九州バスの所属で、途中広島県内で中国ジェイアールバスの運転士さんと交代するそうです。
関門橋を望む。夏場はライトアップされてますが、今日は真っ暗です。
そしてバスは出発。同時に車内は消灯されました。
そのうち寝入ってしまいました。
そして目が覚めたのが5時前ごろ。バスは松江自動車道を走行しているようです。
5時30分前ごろ、車内の明かりがつき、運転士さんの車内放送がありました。
この先「たたらば壱番地」で休憩するそうです。
たたらば壱番地に到着。5時50分まで停車します。
道の駅「たたらば壱番地」
年末に寒波が西日本に来ましたが、その時の物でしょう、雪が残っています。
横断歩道は凍結していて、危うく滑って倒れそうになりました。
時間になるとバスは出発します。
トンネルを走行中。
座席の背面。
夜行仕様の3列リクライニングシートですが、席を区切るカーテンはありません。スリッパも備え付けられておりません。
また、充電用コンセントもないのでご注意を。
そしてバスは宍道へ。
定刻では6時24分着、実際は5分早着の6時19分につきました。
早朝、まだ真っ暗な中、宍道バスストップに停まったバス。ここで降ります。
実は出雲市まで乗車券を購入していました。しかしその後、バスはこの先ぐるっと遠回りして出雲市まで向かうことに気づき、さらに宍道バスストップはJR宍道駅まで徒歩圏内のようでした。ここで降りてJRに乗り換えたほうが効率よさそうなので、乗車時に運転士さんに下車地の変更を申し出ておりました。
走り去っていくバスを見送ります。この先お気をつけて。
さて、周囲は真っ暗です。携帯電話の地図を頼りに、早朝の冷たい空気の中歩いていきます。
少し東の空は明るくなってきたでしょうか。
細い道を進み、やがて山陰本線の踏切に出ました。踏切わたって右手に進み
宍道駅につきました。宍道バスストップからここまで20分少々ぐらい歩いたでしょうか。
宍道駅。
待合室内には石臼の中で金魚が飼われておりました。
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