寝台特急で出雲へ 3
東京から出雲市に向かう寝台特急「サンライズ出雲」に乗っています
山陽と山陰を結ぶ路線を「陰陽連絡線」といいますが、伯備線は線形も良く、地理的にも主要都市である出雲市・松江と新幹線を直結するのに最適でありました
まだ特急列車が数少なかった時代から今も続く特急「やくも」が設定され、電化もされました
陰陽連絡線としては、第三セクターの「智頭急行」に、鳥取と岡山・関西圏を結ぶ特急列車が多数運行されています
また山口線は特急「スーパーおき」が1日に3往復運行され、陰陽連絡の機能をかろうじて保っています
他には因美線・木次線・美祢線があり、いずれもかつては陰陽連絡の急行列車が走っていましたが、今は優等列車は走っていません
三江線は路線自体が廃止されてしまいました
そんなこんなで、陰陽連絡線としては、伯備線は最重要な地位にあります
備中高梁に停車
備中高梁を過ぎると、高梁川の支流である西川に沿って上っていきます
やがて西川も離れて、全長1146mの和田峠トンネルを通って岡山県から島根県に入り、
上石見駅に停車
単線区間で列車行き違いのための運転停車であり、乗客の乗降はできません
生山駅を通過
分水嶺を過ぎ、今度は日本海へそそぐ日野川に沿って下っていきます
雨が降ってきました
列車は山陰本線を走っていきます
進行方向右側には美しい宍道湖が広がっているはずですが、ぼくの個室は進行方向左側にあり宍道湖は見えません
宍道駅に停車
ぐずついた山陰の雨曇の下を進んでいき
斐伊川を渡ると、
終点の出雲市、9時58分着
東京を出て12時間8分、半日の道のりでした
長時間乗車で疲れたという感触は全然ありません
また乗ってみたいな
今度は同区間をさらに長時間かけて走る臨時列車の「サンライズ出雲91号」とか、高松から琴平まで延長運転する「サンライズ瀬戸」とかに乗りたい・・
いつもは福岡から夜行バスで来るのだが、今日は寝台特急のサンライズ出雲ではるばる東京から訪れた出雲市駅
雨が降っていました
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