令和4年5月のある日、福岡市中心部の天神バスターミナルに来ています。
バスターミナルの4番乗り場
ここから佐賀まで行く高速バスが出ています。
福岡と佐賀を結ぶ西鉄の高速バスは「わかくす号」の愛称がついています。愛称名は佐賀県の県木「楠」に由来しています。
天神バスターミナルと佐賀駅バスセンターの間を1時間20分で結び、一時間に2~4本の頻度で運行されています。
ターミナル内の自動券売機で往復乗車券を購入します。
片道運賃1100円のところ、往復で2100円。100円だけ安くなりました。
ホームに入ってきた、7時2分発の佐賀行き「わかくす号」
車内は4列リクライニングシート、トイレ無し。
乗客は通学の高校生など、座席の1/3程度。
同時刻の福岡に向かう便だったら通勤客を満載しているんでしょうが、佐賀に向かう便なので閑散としています。
バスターミナルを出て、福岡市内を走っていきます。
座席の下には、いかにも後付けって感じの充電用コンセントがありました。
バスは都市高速道路に入り、
博多湾を澪ながら進んでいきます。
空港の滑走路を見ながら走り、
バスは大宰府インターチェンジで都市高速から九州自動車道に入って進んでいきます。
基山バスストップに停車。
九州自動車道と長崎・大分自動車道が交わる鳥栖ジャンクションの近くにある基山には、福岡と九州各地を結ぶ便のほとんどが停車します。
基山で乗り継ぐことによって福岡まで行かなくても九州各地の相互間を移動できるよう配慮されています。
バスは九州自動車道を走っていきます
しかしこうやって高速道路を通っていくつもの市町を通り抜けていきますが・・・
佐賀市と福岡市、かなり離れているように見えますが、実は隣接する、隣りの市なんです・・・
平成17年の市町村合併によって佐賀市の市域が背振山脈の奥まで広がったことによって福岡市早良区と市境を持つことになりました。
車内はというと、バス停ごとに高校生がのってきました。座席は半分程埋まり、補助席もいくつか引き出されています。
佐賀平野を見ながら走ります。
佐賀平野では水田の裏作として麦も盛んに作られています。
ちょうど刈り入れの季節です。
金立(きんりゅう)バスストップ
ここで車内の高校生は一斉に降りていきました。
そして佐賀大和インターチェンジでバスは高速道をおりて、一般道へ。
そしてインターチェンジそばの高志館高校前停留所、7時59分着。
ここで降ります。
ここから佐賀市中心部へ向かって走っていくバスを見送ります。
バス停に立っている昭和バスの標柱。
同じ場所にありながら西鉄では「高志館高校前」、昭和バスでは「清和医院前」と、名称が違っています。
なお、佐賀方面の停留所は西鉄高速バスは降車専用となるためか、西鉄の標柱は立っていません。
-----------------------------------------------------------------------------------------
≪福岡方面の停留所、昭和バスの「清和医院前」と西鉄の「高志館高校前」の標柱が並んでいる≫
--------------------------------------------------------------------------------------------
では、バス停を離れてあるいて行きます。
ここ、佐賀市大和町の佐賀大和インターチェンジのそばには過去に尋ねた肥前国庁跡があり、この周辺には律令時代の史跡が数多く残っています。
今日はその古代史跡を訪ね歩きたいと思います。
次>>> 印鑰神社 - カリバ旅行記 (hatenablog.com)
≪姉妹ブログ≫
鉄道唱歌の話
古事記の話
≪拙ブログをテーマ別にまとめたサイト≫
温泉の話
駅弁の話
古事記ゆかりの地を訪ねて
小説古事記
古代史探訪
≪参考リンク≫
西鉄 わかくす号