木漏れ陽でそば食った後は、そのまま国道263号で山を下り、佐賀市街のほうに向かいます。
で、山を下りて、平野部に入ってすぐ、九州自動車道佐賀大和インターチェンジを過ぎたころ、肥前国庁跡があります。
ふと、久しぶりに入ってみようか、という気になりました。
車を入れて、駐車場に停めます。
駐車場を降りて、奥のほうへ。
国庁というのは、奈良・平安時代の昔、律令制のもとで広域地方行政を行っていた役所です。
肥前国はおおむね今の佐賀・長崎両県に当たります。
復元された 肥前国庁の南門です。
今でいえば県庁正門、という感じでしょうか。
もっとも当時の姿を忠実に再現しているわけではなく、現存している法隆寺や東大寺の門を参考にして建てられたものみたいです。
・・・「この画像はイメージです」と言ったところか・・・
門は閉まってますが、その横に通路があって、門の奥に入ることができます。
そこはかつての建物があった跡地が広がっています。
裏側、すなわち国庁跡内部から見た南門。閂がかかっています。
建物の跡地。
前殿、正殿、後殿、西脇殿北棟および南棟、東脇殿北棟および南棟、と言った建物群が存在していたようです。
一通り見て回ってから、また南門の外へ。
近代になるまで、川というのは物流にとって重要なインフラでした。
嘉瀬川は有明海にそそぎ、有明海から宝満川を上ると大宰府に至ります。また有明海から八代海を通じて南九州各地ともつながっていました。
さて、駐車場から少し道路のほうに戻ると
資料館です。
中に入ってみます。
展示室。
室内中央にはガラスケースが据えてあり、瓦や木簡などの出土品が展示されてましたが、これは撮影不可。
展示パネルは撮影可だそうです。
肥前国庁はどこにあったのか長らく不明でしたが、地名などからこのあたりにあったという推定がなされていたそうです。
九州自動車道の工事に伴って発掘調査が行われ、国庁跡が発見されました。
律令制の整備とともに肥前国庁も設置され、地方行政機関として機能して来ました。しかし律令制が崩壊し荘園制に社会制度が移っていく中で、地方行政庁としての機能も衰退していき、やがてその所在も全く分からなくなったようです。
一通り見学してから外に出てきました。
駐車場へ戻り、クルマ飛ばして次の目的地へ向かいます。
施設名 | 肥前国庁跡歴史公園・資料館 |
所在地 | 佐賀県佐賀市大和町久池井2754 |
電話 | 0952-62-7441 |
開園時間 | 資料館 9:00~16:30 /公園 9:00~17:00 休館・休園日~月曜(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土・日の場合は開館)、年末年始 |
料金 | 入場無料 |
交通 | ☆佐賀駅より昭和バス古湯・北山線20分、高志館高校前下車徒歩5分 ☆天神バスセンターより西鉄高速バス佐賀行き、高志館高校前下車徒歩5分 |
駐車場 | 有 |
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