出雲の古代史跡を訪ね歩く 7
島根県松江市の真名井神社に参詣して、島根県道247号をさらに西に向けて歩いて行ってます。
すると、道路わきの空き地に何やら看板がありました
「山代郷南新造院跡」なんだそうです
出雲国風土記には意宇郡の寺社を解説してある項目に、新しく造った寺が3か所あると記述してあります。そのうちの一つに山代郷の中にある寺として「飯石郡の少領の出雲臣弟山が造った寺である」と記述がありますので、その寺の跡でしょう。
出雲弟山(いずものおとやま)は西暦746年、第26代の出雲国造となりました。父の出雲広島(いずものひろしま)は出雲国風土記の編纂者です。
空き地の向かい側、カーブミラーのわきの細い通りに入り、
奥に進んでいきますと
道路の両側に草が茂った空き地があり、右側に出雲国風土記の石柱、左側に案内板
石柱には「新造院(四王寺跡)」と彫ってあります。
ここが風土記の時代、四王寺(しわじ)があった場所のようです。
草むらの中にぽつんと「基壇」
基壇というのは寺社建築の基礎部分で、平地の上に石を組んで高くした部分だそうです。
では、引き返して再び島根県同247号線に戻り、再び歩き始めます。
「yM商会松江支店」とかいう会社の駐車場の横の通りに入ると、
ここも何やら史跡のようです。
山代郷南新造院瓦窯跡
つまりさっき行ったところに建っていた、四王寺に使った瓦を焼いたところですね。
このあたりが「一号窯跡」ですね
このあたりが「2号窯跡」だと思われます。
住宅地となっている「3号窯跡」
では、また元の通りに戻って、さらに西に進んでいきます。
施設名 | 山代郷南新造院跡・山代郷南新造院瓦窯跡 |
所在地 | 島根県松江市山代町 |
電話 | 0852-22-5880(島根県教育庁文化財課) |
FAX | 0852-22-5794(同上) |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
交通 | ☆松江駅より一畑バス八雲線に乗車、大庭十字路停留所下車徒歩10分(松江しんじ湖温泉駅からも乗車可) |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
前<<< 真名井の滝・真名井神社 - カリバ旅行記 (hatenablog.com)
次>>> 山代郷正倉跡 - カリバ旅行記
≪タクロウ作成のサイト≫
鉄道唱歌の話
温泉の話
駅弁の話
古事記の話
古事記ゆかりの地を訪ねて
≪参考リンク≫
島根県 山代郷南新造院跡