8月に入ったある日、福岡から青春18きっぷを使って山口県の防府までやってきました。
ここまで乗ってきた黄色一色の国鉄115系3000番台車。この塗色を専門用語で「末期色」(真っ黄色)というそうです。
「青春18紀行」としていますが、鉄道が出てくるのはこれだけ。今回は防府市の古代遺跡訪問がメインで、青春18きっぷは往復の交通手段として使ったのみです。
「防府」とは「周防の府」の意味。すなわち防府市は周防国の中心地でした。今日は一日かけて市内に残る史跡を巡っていきたいと思います。
ところで、ぼくは今回も、駅からは歩いていこうと考えてました。
しかしここに来て、レンタサイクルがあることがわかりました。よし、ならば自転車で巡ってみよう・・・という気になり、駅構内の観光案内所に向かいました。
防府駅の観光案内所でレンタサイクルの受付をしております。
で、観光案内書に行き、300円支払って自転車をお借りします。
これが今日一日、ぼくの「愛車」となります。
自転車をこいで出発。
街中を抜けて、
最初の目的地にやってきました
周防国衙跡
「国衙」とは古代律令制において地方行政を司る役所が集まっていた区画です。
厳密にいえば違いはあるのですが、「国府」「国庁」などと呼ぶこともあります。
駐車場らしきところに自転車を停めます。
そこにはすでに
「築地跡」なんだそうです。
広大な敷地に歴史公園として整備されています。
その一角に立つ自然石の石碑
ここに「国庁八幡宮」があったそうです。
今は周防国総社の佐波神社に合祀されているそうです。
目の前に広がる国衙跡の歴史公園
国府は律令制の衰退後、その所在地さえ分からなくなったものが多くあります。
そんな中、周防国の国府は鎌倉時代に東大寺の管轄となって近世まで存在しました。
そのため当時の区画がよく残っているそうです。
広大な敷地は東西に分かれています。
こちらは西側の区画
かつてはここに古代政庁が並んで立っていて、数多くの官人が行き来していたのでしょうね。
ここに昔は国庁の西門があった場所だそうです。
先の案内板には、政庁などの中心的な建物があったところに「あずまや」が建てられていると表示されていました。
ここがその場所でしょうか
国庁域を取り囲んでいた築地のあとには一段高く盛り土をして、サツキを植えてあるそうです。
一旦道路に出て、東側の区画に入ってきました
こちらも広大な敷地が広がっています。
国庁の東門跡だそうです。
そんなわけで、一通り国衙跡を見学しました。
再び自転車こいで、次の目的地へ向けて出発します。
施設名 | 周防国衙跡 |
所在地 | 山口県防府市国衙3丁目3-7 |
電話 | 0835-25-2237(防府市郷土文化資料館) |
AX | 0835-23-4300(同上) |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | |
交通 | ☆防府駅より徒歩30分 ☆防府駅観光案内所にレンタサイクルあり、営業9:00~17:00、電話0835-23-4135 |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 有 |
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山口県観光サイト 周防国衙跡