新八代駅前に停まっていた「B&Sみやざき309号」、熊本に拠点を置く産交バスの運行です。
号数は接続する新幹線列車と同じ数字になっています。「B&S」というのは「Bus & Shinkansen」ということでしょうね。
高速バス「B&Sみやざき」はJR九州バスと産交バス、宮崎交通の三社で共同運行しています。
九州新幹線に接続して宮崎まで結んでおり、博多~宮崎間の所要時間はおおよそ3時間10分程度。
直通の高速バス「フェニックス号」がおおよそ4時間50分、特急列車の「ソニック」と「にちりん」の乗り継ぎでおおよそ5時間30分なのに比べ、所要時間でかなり優位に立っています。
値段も今日ぼくが持っている「B&Sみやざきネット早特14」だと、5,090円で福岡から宮崎まで行くことができます。
車内、4列リクライニングシート。
最後尾には洗面台や鏡を供えたトイレが設置してありました。
新幹線のつばめ309号からは9分の接続で、7時54分 発車。
雨の中を走っていきます。
九州新幹線の高架をくぐり
高速道路に入ります。
高速道路に入ると、トンネルが連続します。
蛇行する球磨川を高速道路は突っ切っていきます。
球磨川に沿って、赤く錆びて雑草が伸びた肥薩線の線路が伸びているのが見えました。
肥薩線は令和2年7月の豪雨で被災し、不通となったままになっています。明治時代に敷設された肥薩線を現在の建設基準で復旧させようとすると、新線建設と同じ規模になって莫大な費用が掛かるそうです。
その眼下に見える肥薩線、このB&Sみやざきが走る高速道路に並行しています。
だったらわざわざ高速バスを走らせなくても、新幹線に接続させて肥薩線・吉都線経由の優等列車を走らせればよかったんでは・・・なんて思ったりする。
実際、国鉄時代や民営化初期のころは特急「おおよど」や急行「えびの」が博多~宮崎間を結んでいたし・・・
と、いっても、しょせん「乗り鉄」の戯言。
急カーブ・急勾配が連続しループ線やスイッチバックが存在する肥薩線では、近代に開通した、地形を無視して直線的に結ぶ高速道路に歯が立たないのは、素人が見てもわかるよな・・
いったん高速道路を出て小林ICバスストップに停まります。何人かの乗客が降りていきました。
新八代発の宮崎行きでは途中停留所では降車のみの取り扱いであり、途中停留所での乗車はできません。
逆に宮崎発新八代行きでは途中停留所では乗車のみとなり、降車はできません。
ふたたび高速道路に戻って走っていきます。
小林ICバスストップに停まります。ここでの降車客はありませんでした。
大淀川を渡ります。
雨が激しくなってきました。窓ガラスを水滴が後ろにつたっていきます。
そして高速道路を降りて、一般道へ
宮交シティはその名の通り宮崎交通の中心的バスターミナルです。
宮交シティを出たバスは、再び大淀川を渡り、宮崎市内を走っていきます。
バスは終点の宮崎駅へ
終点、宮崎着。定刻9時59分。
博多からは約3時間、新八代からは約2時間の道のりでした。
宮崎駅。
前<<< 九州新幹線 つばめ309号 博多~新八代 - カリバ旅行記
次>>> 江田神社 前編 - カリバ旅行記
≪タクロウ作成のサイト≫
鉄道唱歌の話
温泉の話
駅弁の話
古事記の話
古事記ゆかりの地を訪ねて
≪参考リンク≫
JR九州 B&Sみやざきネット早特14
JR九州バス B&Sみやざき号
産交バス B&Sみやざき号
宮崎交通 B&Sみやざき