ICカード乗車券160円の旅 4 特急ソニック  大分~別府


ここからまた一気に特急で小倉へ突っ走ります。次の特急ソニック26号は11時11分発、約20分の連絡です。その間にお昼のお弁当を調達するつもりでおりました。
ところが、高架の駅ホームには弁当屋売店も立ち食い蕎麦の姿も何もなし。無機質なコンクリートのホームが伸びているだけです。

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階段を下りて来てみましたが、これまた何にもありません。東九州の中心都市だし、日豊・豊肥・久大の観光路線が集まり乗り継ぎ客も多いし、特急が30分おきに発着するのだから、改札内にも駅ナカコンビニの一つぐらいあるだろう・・・と思っていましたが、何にもありません。
ICカードでは途中下車できません。改札を出ると、ここまでの運賃が引かれてしまいます。
困った・・・最近では特急列車でも車内販売さえしなくなっています。

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どうしたものか・・・と思っていたらやっと見つけました。改札口のそばに小さなキオスク!駅弁も売ってました。あー、よかったー
お弁当を買って特急が出るホームに戻ってきました。ほどなく博多行きの特急ソニック26号の入線です。
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白い車体の885系特急電車。もともとは「かもめ」専用車両でしたが、今は一部の「ソニック」にも使われています。これから乗るソニック26号、普段はソニック専用の883系で運転されているようですが時刻表には「土休日は白いソニックで運転」と注記があります。今日は日曜日なので白いソニック885系です。

でもソニックって・・・なんか安っぽいSFアニメの宇宙船みたいで好きじゃない。
急行はすでにJRでは全廃され特急だけが大量生産されましたが、痩せても枯れても「特別急行列車」なんです。「特別」の名にふさわしい重厚な名前を付けてほしい。例えば大分なら「ゆのか」という、温泉の国にふさわしい、かつて急行にも使われていた名称だってあるじゃないか。

まあとにかく、入ってきた列車に乗り込みます。
先ほどの「ゆふ」は普通車扱いの旧グリーン車でしたが、今度は正真正銘のグリーン券を用意してグリーン車に入りました。
グリーン車というと「高い」というイメージですが、JR九州の価格はそうでもなく、大分~小倉間で普通車指定席と比べて約1,000円高いだけです。まあ普段の用務で乗るにはわざわざグリーン車に乗ることもありませんが、たまの遠出でささやかな高級感を・・・というには手ごろな価格でしょうか。
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そのグリーン室内、本革張りのシートが横3列で並んでいます。
しかしフットレストがないのはどうか・・・と思う。キロハ186の格下車、「ゆふ」キハ186にさえそのまま残されていた設備だし、一応グリーン車だから、フットレストぐらいの普通車との差別化はあってもいいと思うのだが。

と、なんだかんだ不満を並べているうち列車は発車。

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JR九州が造った特急型車両のバックレスト裏側には小さなポケットがあります。ここに切符を入れておくと、検札の時、乗客はわざわざかばんや財布の奥から切符を取り出す必要はありません。眠っていても弁当食ってても、車掌さんはポケットから切符を取り出し、確認してからまた切符を戻します。
グリーン車だけあって、発車直後にすぐ検札に来ました。車掌さんはだまってSUGOCAと特急・グリーン券をポケットから取り出し、特急券に検札印を押すと、何も言わずにポケットに戻して普通車のほうに行きました。
検札が終わったら、切符はすぐにしまったほうが良いと思います。入れっぱなしにしていると、降りるときに忘れてしまう可能性ありますので。
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窓際に設置されているテーブルの上に載せていた、大分駅キオスクで買った弁当を開きます。
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中央やや左寄りにおにぎりが3個斜めに並んでいます。手前から酢飯、白飯と梅干、炊き込み飯でした。おかずは揚げ物や煮物。おかずの種類からは別に大分らしさは感じられませんが、大分産の材料を使っているという意味での「大分づくし」でしょうか。まあでも、一緒に買ったビールを開け、車窓に流れる別府湾の風景と一緒においしくいただきます。
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別府湾。遠くに見えるは国東半島でしょう。
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水族館うみたまご、ここの山側がお猿さんの餌付けで有名な高崎山です。

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弁当食ってるうちに別府駅につきました。


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