温泉の成分表を見ると、泉質名にカッコ書きで「○張性□□性△△泉」と書いてあります。「低張性アルカリ性高温泉」とか。
○の部分は浸透圧、□の部分は液性を表してました。で、△は温泉の温度をあらわしています。
温度のことなら分かりやすいですね。これまでしんとーあつとか、えきせい・・・さん、あるかりとか・・・文系のぼくにはさっぱりでしたが。
温泉として認められるのは、地中から湧出し水温25度以上、または特定の成分を一定以上含んでいることです。25度未満であっても温泉として認められるんですね。
もうちょっと詳しく見ると
25度未満 冷鉱泉
25~34度未満 低温泉
34~42度未満 温泉
42度以上 高温泉
というような分類がされています。
これも「鉱泉分析法指針」によるものです。
25度未満の「冷鉱泉」などはどこが温泉か・・・と思いますが、多いです。もちろんそのままではとても入浴できないので、入浴施設では加温して提供されています。
25度以上の「低温泉」、34度以上の「温泉」であっても多くは加温提供されています。実際25度とかほとんど水ですよね。
一般的に入浴の適温は40度から41度と言われています。加温して40度くらいまで上げないとお客さんからぬるいと苦情が来てしまいますよね。
中にはあえて低い温度の源泉をそのまま提供し、それを売りとしているとこともあります。ぼくはそんな温泉のほうが好みなんですが。
一方、高温の温泉も火山地帯中心に数多く存在します。そんなところは当然、加水したり、また何らかの方法で入浴適温まで覚まします。
加水といっても、入浴適温に冷ますため泉質を損なわない最小限度のものは認められるでしょう。
同じ加水でも湯量が少ないための「水増し」はよろしくない。まあ法的にはそれでも「温泉」ですが・・・そんなのは「温泉」を名乗って営業してほしくないですよね。
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