カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

筑豊本線と災害代行バス・8 - 日田彦山線代行バス  - /青春18平成29年夏紀行・最終日


また歩いて日田駅に戻ってきました。
久大線と同じく、7月5・6日の水害で甚大な被害をこうむった日田彦山線代行バスで小倉まで出て、今年の青春18夏旅は終了となります。

日田英彦山は63か所の被災があり、復旧には相当な期間を要する見込み、とのことです。このまま廃線という事態は避けてほしいものですが・・・

日田彦山線添田~日田間には、代行バスが一日二往復だけ運行されています。他に添田~彦山間・大行司~日田間に区間便が運航されています。
これから日田14時55分発のバスに乗る予定です。このバスは添田駅で16時39分発小倉行き968D列車に接続する、直通便の最終便です。
(乗車時点での状況です。現在は直通便は4往復に増発されてますが、この時乗った添田16:39発968Dに接続する便は彦山発に短縮されています。ブログアップの時点では、日田発の直通便は13時10分発が「最終便」となっています。)

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日田駅前で待っていると、14時30分ごろ、一台のワンボックスワゴン車が入ってきて駅前の駐車場に停まりました。正面には「JR添田⇔日田 代行運転」とステッカーが貼ってあります。これが「代行バス」のようです。
「田川構内自動車」というタクシー会社が運行を委託されているようです。

しかし、ワゴン車とは・・・それでまかなえるほど、需要は小さいのだろうか。

乗客がパラパラと駐車場に向かい「代行バス」・・・(バスというには小さすぎるので以下ワゴン車と表記しますね)・・・ワゴン車に乗り込みました。私も乗せてもらいます。

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運転台の横には添乗員でしょうか、タクシー会社の方と思われる方が座りました。座席は右側に2人掛けが3列、左側に1人がけが2列で、乗客の収容能力は計8名のみです。
この時点でバスの中には私も入れて乗客4名、時刻になるとワゴン車は駐車場から動き出し、いったん駅正前に停車、もう2人乗せて出発しました。

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今は静かな流れですが、水害の時は大暴れした川を渡ります。

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そして線路を渡ります。そのむこうには光岡駅(てるおかえき)です。ワゴン車は光岡駅の駅前で停車しますが、乗降客はなくすぐ発車。

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静かな川にそって国道を走ります。

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橋の向かいが宝珠山駅です。

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川沿いのガードレールには、水害の時にあふれ出したのでしょう、流木が引っ掛かったままになってました。

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大行司を過ぎて東峰村役場前、ここにはもともと駅は無いのですが乗客への便宜上停車するようです。ここで一人降りていきました。

ここから峠道に入ります。鉄道は釈迦岳トンネルを抜けていきますが、道路は山の上のほうにつづら折れの道を登っていきます。

 
 
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まだまだ災害のあとは随所に残っています。


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ワゴン車は峠道を飛ばします。

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彦山駅前、ここで少し休憩をとるようです。

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今は列車は走っていない線路が見えます。

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そしてワゴン車は添田着。

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ワゴン車は添田町の役場まで行くようで、駅前を去っていきました。
ところで最近の報道では、やっぱりこのまま廃線の可能性も・・・災害で復旧されずに廃線となったローカル線は、国鉄高千穂線を継承した高千穂鉄道など多数ありますが、日田彦山線も同じ運命をたどるのでしょうか・・・
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