曽枳能夜神社 前編

出雲国風土記を巡る旅 令和5年1月編 17

 

 

島根県出雲市の曽枳能夜神社(そきのやじんじゃ)までやってきました

 

 

一の鳥居のそばには小さな手水鉢

 

 

曽枳能夜神社は出雲国風土記の出雲郡の条で国内の寺社を記述している項目について「曽岐乃夜社」(そきのやのやしろ)と記してあります。

 

 

御祭神は伎比佐加美高日子命(きいさかみたかひこのみこと)

古事記垂仁天皇の項目に記載されている「岐比佐都美」(きいさつみ)と同一であり、第14代の出雲国造だとされています

 

 

 

そしてここは古事記に記載されている「石硐の曽宮」(いわくまのそのみや)だとされています

 

 

第11代垂仁天皇の御子ホムダワケは、生来、言葉が話せませんでした。天皇はホムダワケが話せるようになるよう様々な手を講じますが、効果ありません

 

そんなある日、ホムダワケが話せないのはオオクニヌシの大神の祟りだと判明しました。

さっそく天皇はホムダワケを出雲に向かわせ、オオクニヌシの大神を拝ませました。

 

 

出雲ではキイサツミが仮宮を造りホムダワケをもてなしていました。

するとホムダワケは、

 

「この川下に見える青葉は山のように見えるが、山ではないな・・石硐の曽宮に鎮座されるオオクニヌシの大神を祀る場所だろうか・・」

 

と、生まれて初めて言葉を発したのでした

 

 

この、ホムダワケが話した「石硐の曽宮」が、曽枳能夜神社のことだとされています

 

拝殿

 

境内にも小さな手水鉢

 

手を合わせます

 

 

 

奥の本殿

 


 

施設名 曾枳能夜神社
所在地 島根県出雲市斐川町神氷823
電話  
FAX  
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通

JR直江駅より徒歩40分

バリアフリー情報  
 
駐車場 門前に駐車できると思われるスペース有

  令和5年1月現在

 

 

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