カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

出雲大社 前編 令和3年8月

国引き神話の地を訪ねて 12

 

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出雲大社までやってきました。

 

 

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この先、出雲大社の境内です。

 

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出雲大社拝殿

 

 

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拝殿の横の手水鉢

柄杓はなく、竹筒から流れる水を直接すくって身を清めます。

 

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拝殿で手を合わせます。

 

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拝殿の奥に本殿があります。

ここで再度、手を合わせます。

 

 

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拝殿の前にある、三つの輪の模様

「三つ星紋」の家紋のようですが、これ、古代出雲大社の神殿があった所の、御柱の跡をあらわしているそうです。

 

↓古代の出雲大社はこんな姿だったそうです

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出雲大社は、オオクニヌシが日本の国の主権をアマテラスに譲渡する交換条件として「アマテラスの宮殿にも負けない、天に高くそびえる宮殿に自分を祀ってほしい」と言い、これが受け入れられて建てられたものです。

古代の神殿はまさに天に高くそびえる神々しい姿をしていたことでありましょう。

 

さて、本殿から離れて右手のほうに進んでいきますと、

 

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細長い社殿が現れます。「東十九社」です。

 

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旧暦の10月、全国の神様が出雲大社に集まり「神様サミット」が開かれます。

 

このため10月を神様がいなくなる月、「神無月」と言いますが、

この時集まった神様が泊まるホテルが「十九社」ですね。

 

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十九社の隣には、ウカノミタマを祀る「釜社」

 

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ウカノミタマはスサノオの子であり、全国のお稲荷さんで稲荷神として祀られています。

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本殿のほうを向き直ると、三つの荘厳な社殿が並んでいます。

手前から「神魂伊能知比売神社」「大神大后神社」、そして出雲大社ご本殿です。

 

 

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紙魂伊能知比売神社のご祭神は赤貝の女神「キサガイヒメ」と蛤の女神「ウムガイヒメ」

 

案内板には「大国主大神がお若い頃神々による多くの試練をお受けになられて・・・」と書いてありますが、

実態は試練というより、兄神たちの妬みから起こった殺人事件でした。

 

因幡の白兎の神話で、オオクニヌシは白兎の導きで美しいヤガミヒメを嫁にしますが、姫を取られた兄神たちは怒り、山の上から大岩を落としてオオクニヌシを殺しました。

悲しんだオオクニヌシの母は、高天原カミムスビの神に頼んでキサガイヒメとウムガイヒメを派遣してもらい、両女神の手当てでオオクニヌシはよみがえりました

 

 

 

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その奥の大神大后神社のご祭神はスセリヒメ。オオクニヌシの正妻です・・・

 

って、白ウサギの導きで結ばれたはずのヤガミヒメはどうなったの?・・・

(次回 「出雲大社 後編 令和3年8月」 に続く)

 

 

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「文庫」

寛文7年(1667年)の建物だそうです。

 

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「素鵞社」

ご祭神はスサノオ

 

案内板ではオオクニヌシスサノオの子ということになってますが、これは日本書紀の記述で、古事記では6代目の孫ということになっています。

 

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ひときわ高くそびえたつ出雲大社の御本殿

 

施設名 出雲大社
所在地 島根県出雲市大社町杵築東195
電話 0853-53-3100
FAX 0853-53-2515
営業時間  
定休日  
料金 境内無料
交通 ☆JR出雲市駅より一畑バス出雲大社行き・日御碕行きに乗車、出雲大社連絡所停留所下車すぐ
電鉄出雲市駅(JR出雲市駅となり)より一畑電車に乗車、川跡乗り換えで出雲大社前駅下車、徒歩5分
バリアフリー情報 ☆駐車場より境内まで舗装され、段差ほぼ無し。多目的トイレ有り。
駐車場

 

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