因幡の姫様を訪ねて 8
道路を渡って海岸側に来ました
「だいこくさま」の歌碑
♪ おおきなふくろをかたにかけ
だいこくさまがきかかると
ここにいなばのしろうさぎ
かわをむかれてあかはだか
七福神の大黒天はインドから来た神様で、本来はオオクニヌシとは別の神様です。しかし神仏習合の時代に同一神とみなされて信仰されるようになりました。
因幡の白うさぎの話の舞台となった、海岸に降りてみます
写真左手に見えているのが気多岬。古事記では
「(八十神の一行が)気多の岬に至った時に赤裸のうさぎが臥せっていた」と書いてあります。
沖にはうさぎが住んでいたとされる「淤岐島(おきのしま)」が浮かんでいます。
因幡の白うさぎの話ですね
砂浜にはなぜかポツンと石灯篭がひとつ
白うさぎが住んでいたという「淤岐島」、島の上には鳥居が立っているのが見えます。
まあしかし、こんな崖だらけの小島、とてもうさぎが住めるような環境じゃ無いな・・
古事記にはうさぎはオオクニヌシに対して「私は淤岐嶋に住んでました」と言ってるが、この場合「隠岐の島」と解釈したほうがいいように思います。
それにうさぎはワニを騙して、どちらの仲間が多いか比べようと言って、ワニを並べさせました。このばあい、あの小島と気多岬の間じゃちょっと迫力不足、
やはり隠岐と因幡の間にワニをずらりと並べてその上を跳んでいった、とするほうが神話らしく壮大でいいなあ・・・と思う。
海に突き出しているのが気多岬ですね
そしてその岬に何やら祠が・・
「白兎川下神社」だそうです。
さて、海岸からまた国道に戻り
気多岬を貫く国道9号の「白兎トンネル」
その横から「白兎の丘」に至る遊歩道があります。
気多岬をぐるっと回る道路
おそらくトンネル開通前の旧道でしょう
そして気多岬の先端具に当たるところにあずまやが建っていました
気多岬の上から見る「淤岐島」
こうやって見ると、昔は陸続きだったのが海蝕によって気多岬から切り離されたものだとよくわかります。
海の中に沈んだ海蝕跡の岩はワニの背にたとえられているそうです。
そして白兎海岸の方を振り返ってみました。
では、あずまやから少し戻って、
こちらの坂道を登ります
ずっと上っていくと
坂道の上に広場があり、展望台が立っていました。
白兎の丘、だそうです。
西側を望みます
そして広場の一角にこんなものが
何やら鐘と、その向こうはごみ箱かと思ったが・・ちょっと違うようだ
「白兎のお告げ箱」
コインを散歩離れた場所から投げ入れ、入るまでの回数が少ないほど願いが叶う日も近い、のだそうです。
・・しょーもな・・・もー帰ろ・・
広場を後にして
「道の駅 神話の里 白うさぎ」まで戻ってきました。
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