宇奈岐日女神社参詣記 3 / 青春18令和3・4年冬紀行 3日目
由布院温泉に来ています。
歩いて宇奈岐日女神社(うなぎひめじんじゃ)までやって来ました。
宇奈岐日女神社の正門
鳥居に拝礼して参道を進みます。
鳥居を入った所にあった災害復旧記念碑
かつて境内には多くの杉巨木がありましたが、平成3年の台風により倒壊し、社殿も被災したそうです。
こちらは「記念碑」とだけ書かれた石碑
なぜか鳥居の扁額だけが置かれています。
裏側を見ると「宇奈岐日女神社造営竣工記念」と彫ってありました。日付は昭和58年となっています。
参道を奥に進みます。
手水舎があり
ここもまた竹筒を組み合わせて柄杓を使わず直接水を手に受けて禊するようになっています。
御祭神の筆頭に「国常立尊」(くにのとこたちのみこと)、次に「国狭槌尊」(くにのさつちのみこと)
この二神は日本書紀において日本の創成期に最初に生まれてくる神様です。
日本書紀においては国常立尊・国狭槌尊・豊斟淳尊(とよくむぬのみこと)の三神がこの世で最初に生まれたことになっています。
ちなみに古事記ではアメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビの三神が最初に生まれ、その後に「国之常立神」が生まれてきます。「国狭槌尊」に相当する神様は記載がありません。
続く神様は皇室の祖先神ですね。
「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」とは山幸彦ことホオリの別名です。その子がウガヤフキアエズ、その子のイワレビコは初代神武天皇、カムヌナカワミミは二代目の綏靖天皇です。
狛犬が守る奥に神門があります。
「宇奈岐日女神社」とは変わった名ですが、
現在の祭神は上記6柱ですが、もともとは神社名の通り「ウナグヒメ」を祀っていたと考えられています。「うなぐ」とは首飾り(勾玉など)を意味し、このような呪具を身に着けた巫女が神に転じたと考えられるそうです。
宇奈岐日女神社と書かれた大きな扁額
一方で由布院は古来沼地であり、人々は治水に頭を悩ましていました。
そこで「ウナギ(鰻)」を沢沼の精霊として祀ったことに由来する、ともいいます。
・・・こっちのほうがおもしろいが、なんか眉唾ものだな・・
神門の両側に切り株に注連縄が巻かれ、屋根をかけて祀られています。
平成3年の台風で倒されたとかいう神木でしょうか。
神門から中に入りました。
石橋を渡って奥のほうへ。
拝殿
手を合わせます
6柱の神様が鎮座される本殿。
施設名 | 宇奈岐日女神社 |
所在地 | 大分県由布市湯布院町川上2220 |
電話 | 0977-84-3200 |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | JR由布院駅より徒歩20分 |
バリアフリー情報 | 神門前まではほぼフラットだが神門に石段あり、スロープは確認できなかった。 多目的トイレあり。 |
駐車場 | 有 |
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大分県観光情報公式サイト 宇奈岐日女神社