神話と古跡を訪ねて 4
では、清水井へ至るという、古道のほうへ進んでいきます。
計画を立てた段階では全く考えてなかった山間の小径、こっちで良いのかなと心配しながら進んでいきますが・・
径のところどころに案内板があり
どうやら間違ってはいないようです。
「古道」というから、オオクニヌシの時代からこの道を人々が行きかっていたのでしょうか。
そんな道を進んでいきますと
柵があって道がふさがれている。
え・・・ここまで来てこの先には行けないの・・・そりゃーないよ~
と思ったが、
イノシシ除けの柵だそうで、人間は手で開けて先に進めるようです。
真っ赤に焼けた岩の猪にオオクニヌシは焼き殺されましたが、現代では本物のイノシシに悩まされているようですね。
で、フックを外して柵を押して開いて先へ。
また閉めて、フックを止めて先に進みます。
先に進んでいくと、何やら人工物が見えてきました。
何かの建物の跡のようですが・・
その横を先に進んでいきますと、
建物と反対側に、もうひとつ小径が分岐してます。
「手間山登山道」はともかく、「本物と言われている清水川の赤猪岩」って、何だろう?
赤猪岩神社のそれは、にせものなの?
まあ、神話のことだし、どっちにしても所詮は伝承に過ぎないわけだが、
ここはひとつその「本物の赤猪岩」とやらのほうに進んでみましょう。
藪の中の小径を登っていきますと
再び猪よけの柵がありました。
これも開いて、またもと通り閉めてから先に進みます。
しかしこりゃ、なかなか険しい坂道だ。しかも沢を横切るところが何か所もある。そして「本物と言われている赤猪岩」まで入り口から400mというが、行けども行けどもたどり着かない。
こりゃーだめだ、引き返そうか・・
と思ったとき、
ん?あれかな
注連縄の下にある大岩、これが「本物といわれている赤猪岩」のようです。
もちろんすべて、神話・伝承の話です。
しかし、人々に語り継がれてきました。
はるか悠久の昔、この場で神様たちが、一人の女神を巡って争いを繰り広げたと・・・。
もうこの際、どっちが本物だっていいような気がします
まだ山の上のほうに向かって登山道は続いてますが、ここで引き返します。
元の道に戻って、何かの建物跡の横を先に進んでいきますと、
小さな溝を飛び越えて、再び藪の中に入り
そして人里に出てきたようです
周りが明るく開けました
古道はここで終わるようです。
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