カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

清水井への古道

神話と古跡を訪ねて 4

 

f:id:karibatakurou:20200503060812j:plain

 では、清水井へ至るという、古道のほうへ進んでいきます。

 

 

f:id:karibatakurou:20200503061442j:plain

 計画を立てた段階では全く考えてなかった山間の小径、こっちで良いのかなと心配しながら進んでいきますが・・

 

f:id:karibatakurou:20200503061657j:plain

 径のところどころに案内板があり

 

f:id:karibatakurou:20200503061832j:plain

 どうやら間違ってはいないようです。

 

f:id:karibatakurou:20200503062029j:plain

 「古道」というから、オオクニヌシの時代からこの道を人々が行きかっていたのでしょうか。

 

そんな道を進んでいきますと

 

 

f:id:karibatakurou:20200503062143j:plain

 柵があって道がふさがれている。

え・・・ここまで来てこの先には行けないの・・・そりゃーないよ~

と思ったが、

 

f:id:karibatakurou:20200503062312j:plain

 イノシシ除けの柵だそうで、人間は手で開けて先に進めるようです。

真っ赤に焼けた岩の猪にオオクニヌシは焼き殺されましたが、現代では本物のイノシシに悩まされているようですね。

 

で、フックを外して柵を押して開いて先へ。

また閉めて、フックを止めて先に進みます。

 

 

 

f:id:karibatakurou:20200503062549j:plain

 先に進んでいくと、何やら人工物が見えてきました。

 

f:id:karibatakurou:20200503062803j:plain

 何かの建物の跡のようですが・・

 

f:id:karibatakurou:20200503062918j:plain

その横を先に進んでいきますと、 

 

f:id:karibatakurou:20200503063110j:plain

 建物と反対側に、もうひとつ小径が分岐してます。

 

 

f:id:karibatakurou:20200503063650j:plain

 

 

f:id:karibatakurou:20200503063835j:plain

 「手間山登山道」はともかく、「本物と言われている清水川の赤猪岩」って、何だろう?

赤猪岩神社のそれは、にせものなの?

 

まあ、神話のことだし、どっちにしても所詮は伝承に過ぎないわけだが、

ここはひとつその「本物の赤猪岩」とやらのほうに進んでみましょう。

 

 

f:id:karibatakurou:20200506121033j:plain

藪の中の小径を登っていきますと

 

f:id:karibatakurou:20200503064056j:plain

 再び猪よけの柵がありました。

これも開いて、またもと通り閉めてから先に進みます。

 

f:id:karibatakurou:20200503064252j:plain

 しかしこりゃ、なかなか険しい坂道だ。しかも沢を横切るところが何か所もある。そして「本物と言われている赤猪岩」まで入り口から400mというが、行けども行けどもたどり着かない。

こりゃーだめだ、引き返そうか・・

 

と思ったとき、

 

 

f:id:karibatakurou:20200503064458j:plain

 ん?あれかな

 

f:id:karibatakurou:20200503064925j:plain

 注連縄の下にある大岩、これが「本物といわれている赤猪岩」のようです。

 

もちろんすべて、神話・伝承の話です。

 

しかし、人々に語り継がれてきました。

はるか悠久の昔、この場で神様たちが、一人の女神を巡って争いを繰り広げたと・・・。

 

もうこの際、どっちが本物だっていいような気がします

 

 

f:id:karibatakurou:20200503065227j:plain

 

f:id:karibatakurou:20200503065107j:plain

 まだ山の上のほうに向かって登山道は続いてますが、ここで引き返します。

 

f:id:karibatakurou:20200503065354j:plain

 元の道に戻って、何かの建物跡の横を先に進んでいきますと、

 

f:id:karibatakurou:20200503065815j:plain

 小さな溝を飛び越えて、再び藪の中に入り

 

f:id:karibatakurou:20200503065944j:plain

 そして人里に出てきたようです

 

f:id:karibatakurou:20200503070245j:plain

 周りが明るく開けました

 

f:id:karibatakurou:20200503070525j:plain

 

 

f:id:karibatakurou:20200503070718j:plain

 古道はここで終わるようです。

 

前<<<  赤猪岩神社 - カリバ旅行記

次>>>  清水井 - カリバ旅行記

 

 

古事記の話≫

 

オオアナムヂ、死す - 古事記の話

 

≪タクロウ作成のサイト≫

小説古事記
温泉の話
駅弁の話
古事記ゆかりの地を訪ねて