国引き神話の地を訪ねて 8
日御碕からバスに乗って、稲佐浜まで戻ってきました。
バスを降りたところに大きな木製のレリーフ
稲佐浜はオオクニヌシとタケミカヅチが国譲りの交渉をした地として知られています。その交渉の様子でしょうか。
この先の屏風岩は、その交渉がなされた所なんだそうです。
高天原からの全権大使であるタケミカヅチは、稲佐浜に剣を逆さに突き刺し、その鋒先にあぐらをかいて、お前が統治している国は本来アマテラス大御神のものだ、と迫ったそうです。
オオクニヌシは壮大な神殿を建ててそこに自分を祀ることを条件に日本の国をアマテラスに譲渡することになりました。
この交換条件として建てられたのが出雲大社です。
屏風岩
はて、「古事記より引用」とあるが、古事記にこんな話あったっけ?
特にオオクニヌシの返事の言葉・・・
「わたしには何も言えません。わたしの子のコトシロヌシがお答えします。しかし今は鳥や魚を取りに三保岬に行っており、まだ帰ってきておりません」
というもので、屏風岩に誘った、なんていう記述はありません(とゆーか、古事記には屏風岩そのものが出てきません)
岩陰で話し合いが行われたという屏風岩。
ちなみにコトシロヌシは三保岬から連れ戻され、「アマテラス大御神の意向に従います」と言いました。
オオクニヌシのもう一人の息子のタケミナカタは反対しましたが、タケミナカタにねじ伏せられて諏訪まで逃げ、ここに至ってオオクニヌシは日本の国の譲渡を決断したのでした。
では、屏風岩を後にして、少し歩いていくと
因佐神社が有りました
この標柱は 出雲国風土記に記述がある、ゆかりの地に建てられています。
出雲国風土記には出雲郡の寺社を紹介する項目の中に「伊奈佐乃社」と記載があります。
奥に進んでいきます。
奥には小振りな社殿が一つ
ご祭神はタケミカヅチ
アマテラスからの使者として、オオクニヌシと国譲りの恫喝・・・いや交渉を行なった神様ですね
手を合わせます
施設名 | 屏風岩 |
所在地 | 島根県出雲市大社町杵築北 |
電話 | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
交通 | ☆JR出雲市駅より一畑バス出雲大社行きに乗車、出雲大社連絡所停留所下車、徒歩15分 ☆JR出雲市駅より一畑バス日御碕行きに乗車、稲佐の浜停留所下車、徒歩5分 |
バリアフリー情報 | 稲佐浜駐車場より舗装道路を通っていける |
駐車場 | 稲佐浜駐車場より徒歩5分 |
施設名 | 因佐神社 |
所在地 | 島根県出雲市大社町杵築北 |
電話 | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
交通 | ☆JR出雲市駅より一畑バス出雲大社行きに乗車、出雲大社連絡所停留所下車、徒歩20分 ☆JR出雲市駅より一畑バス日御碕行きに乗車、稲佐の浜停留所下車、徒歩10分 |
バリアフリー情報 | 境内に若干の段差あり、舗装もされていない。慣れた介助者がいれば車いすで社殿の前まで行くのはできると思われる。 |
駐車場 | 稲佐浜駐車場より徒歩10分 |
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